モルテンの新海洋ブランド『DEARBLUE』がひろしまグッドデザイン賞準グランプリ受賞

モルテンが新たに誕生させた海洋ブランド『DEARBLUE』の魅力

株式会社モルテンは、その本社を広島市に置き、地域社会とともに成長を続ける企業です。最近同社が開発した海洋製品ブランド『DEARBLUE』が、第19回ひろしまグッドデザイン賞にて準グランプリを受賞しました。これは、モルテンが目指す「船と海を守るオールインワンソリューション」に基づき、デザインやメンテナンス、サステナビリティの観点で多様な価値を提供することを目指した結果です。

デザインの背後にある想い

『DEARBLUE』のデザインには、単に視覚的に美しいだけでなく、長年にわたり使用できるメンテナンス体制と海洋環境保全に対する配慮が込められています。特に、瀬戸内海とマリーナとの調和を意識したデザインは、地域の文化に根ざしたもので、高い評価を受けています。浮桟橋や関連製品のデザインは、海と自然環境と共存することを意識した洗練されたものであり、他の施設との明確な差別化が図られています。

環境への配慮

近年、プレジャーボートの大型化が進む一方で、それらを収容するマリーナ施設が不足している状況があります。加えて、既存施設のデザインが一般化し、個性を失っているという課題もあります。そこで、モルテンは『DEARBLUE』を通じて、高いデザイン性と社会性を両立した施設の提供を追求してきました。特に、発泡ポリスチレン製フロートの使用削減や、環境への影響を少なくするための工夫が随所に施されています。これにより、海洋環境保全も実現しつつ、美しい景観を形成することができます。

審査員の評価

『DEARBLUE』のデザインは、審査員から高い評価を受けました。特に、「青く美しい海辺をつくる」というコンセプトのもと、設計された浮桟橋は、広島地域において重要な文化的意義を持つとされました。また、使用材料の選定やデザインにおいて、環境保全に対する真剣な取り組みが評価されています。これにより、地域の美しい風景作りにも貢献しています。

ひろしまグッドデザイン賞について

「ひろしまグッドデザイン賞」は、広島広域都市圏で培われた優れたデザイン商品やサービスを称える制度で、1994年から開始されました。意匠性、技術、機能、事業性、社会性、地域性といった六つの基準に基づいて審査が行われ、2年ごとに開催されています。栄誉あるこの賞を受賞することは、デザインの優れた点が広く認められた証と言えるでしょう。

未来への願い

『DEARBLUE』というブランド名には、「青い海」と「この地球を愛する気持ち」が込められており、人々が自然を大切にし、さらに美しい景観を次世代に引き継ぐことが望まれています。モルテンはこれからも、環境と共存する製品を提供し続けることを目指しています。公式サイトもぜひご覧ください（https://www.molten-dearblue.com/）。

モルテンの事業展開

モルテンは、スポーツ用品から自動車部品、医療福祉機器、さらにはマリン・産業用品に至るまで、幅広い分野で製品を展開してきました。特に、海洋関連の製品は、未来へのビジョンとともに開発され、これからも社会に貢献することが期待されています。詳細は公式サイト（https://www.molten.co.jp/）をご覧ください。