霞ヶ関キャピタルが挑む海外分譲マンション開発
霞ヶ関キャピタル株式会社は、海外事業の強化の一環として、タイ王国での分譲マンション開発に乗り出すことを発表しました。このプロジェクトは、タイ最大の財閥であるC.P. Groupが出資するAlpha Capital Enterprises Limited(AC)との合弁によるもので、バンコクを中心とした不動産市場への参入を目指しています。
海外ビジネス拡大の背景
2019年8月にC.P. Groupの出資を受け設立されたACの49%の株式を取得した霞ヶ関キャピタル。この決定は、企業の新規事業としての海外展開を意図したものです。タイの住宅市場は、人口増加や中間所得層の拡大、都市化の進行により安定成長を遂げており、今後も高い住宅需要が見込まれています。これに伴い、霞ヶ関キャピタルは「Creating New Value」という企業ミッションのもと、現地の有力不動産デベロッパーであるMagnolia Quality Development Corporation(MQDC)とのパートナーシップで初の海外分譲マンション開発を行うことにしました。
MQDCの強み
MQDCは、バンコク中心部に広がる高品質な住宅及び商業用不動産の開発、投資、運営において強い存在感を示すデベロッパーです。その特徴的な点は、全プロジェクトに30年の保証を提供していることにあります。「Improve the Quality of Living for All」というミッションのもと、MQDCは消費者だけでなく環境にも配慮した持続可能な開発を追求し、地域社会への貢献を目指しています。
新プロジェクト「Mulberry Grove Sukhumvit」について
今回のプロジェクト名は「Mulberry Grove Sukhumvit」。この名称には「多様な世代に幸せな住環境を提供する」という思いが込められています。この高級住宅ブランドとして初の分譲マンションであり、バンコクの中心通りであるSukhumvit通りに位置し、Ekkamai駅からは約250メートルの便利な場所に立地しています。この地区は学校や商業施設、病院などが揃っており、生活に必要なインフラが充実しているため、様々な世代が快適に過ごせる環境を提供します。
プロジェクトは37階建てで、約21,710㎡の販売面積を持ち、287戸の販売を計画しています。マンション内は共用スペースも充実し、広々とした居住空間が特徴です。
プロジェクトの概要
- - 所在地: Soi 63 - 65 Sukhumvit, Bangkok, Thailand
- - 最寄り駅: バンコクスカイトレインBTS Ekkamai駅から250m
- - 階層数: 37階
- - 着工予定日: 2020年1月
- - 竣工予定日: 2023年1月
- - 敷地面積: 約4,004.8㎡
- - 販売可能面積: 約21,710㎡
- - 予定販売戸数: 287戸
- - 駐車場比率: 100%以上
このプロジェクトは、住む人々に幸せをもたらす居住空間を提供し、タイにおける霞ヶ関キャピタルの存在感を高める手助けとなるでしょう。初の海外プロジェクトに期待が寄せられます。
霞ヶ関キャピタルの今後
霞ヶ関キャピタルは、今後も海外展開を視野に入れつつ、地域に根ざした事業展開を続ける予定です。タイでの成功を契機に、他の国や地域への展開も視野に入れているかもしれません。企業の成長とともに、さらなる新たな価値の創造が期待されます。