PipedriveとONLYOFFICEの新しい統合アプリ
2023年10月30日、シンガポールに本社を置くAscensio Systems Pte. Ltdが、Pipedrive向けのONLYOFFICE DocSpaceという新しい統合アプリケーションを発表しました。このアプリは、案件の管理とドキュメント作成、編集を簡単につなげることにより、ユーザーにより効率的で統合された業務環境を提供します。
新しいDocSpace機能
この新しいアプリは、特にPipedriveのユーザーにとって画期的なものです。各案件に対して専用のDocSpaceルームを作成できるため、それぞれのドキュメントを安全に管理し、チームでの共同作業が容易になります。アプリの工夫されているポイントとして、ユーザーはPipedriveの案件内から直接DocSpaceのルームを作成可能で、設定が完了すると、自動的に適切な名称が割り当てられます。これは「会社名 – 案件名」という形式だそうです。
アクセス制御と同期
DocSpaceアプリにログインするすべてのPipedriveユーザーは、特定のPipedriveユーザーグループに自動的に追加されます。そして、各ルームのアクセスはチームメンバーの役割に基づいて制御され、案件に応じた権限が適用されます。これにより、ドキュメントの安全性が高まり、関係者のみがアクセスできる環境が整います。また、Pipedriveのユーザーが案件に追加または削除された場合、DocSpaceルームへのアクセス権も自動で更新されるため、常に最新の状態が保たれます。
使いやすいドキュメント管理
DocSpaceは、ユーザーが容易にドキュメントを管理できるよう設計されています。Pipedriveのインターフェースから直接、テキスト文書、スプレッドシート、スライドショー、PDFなどを作成またはアップロードし、ドキュメントを整理することができます。また、取引に関連するメディアファイルを保存し、表示することも可能です。
リアルタイム編集と共同作業の促進
DocSpaceでは、契約関係者がオフィスファイルをリアルタイムで編集することができ、段落ロックモードを活用して他のメンバーが編集している間は集中して作業に取り組むこともできるという機能が魅力です。コメント機能や変更履歴の追跡、バージョン管理を通じて、ドキュメントの進捗を把握することもできるので、チーム全体にとって便利な環境が整っています。加えて、内蔵されたチャットやビデオ会議機能によって、メンバー間の作業連携がスムーズになります。
ONLYOFFICEの強み
ONLYOFFICEは、オープンソースのドキュメント処理プラットフォームとして、世界中に1500万人以上のユーザーが存在します。テキスト、スプレッドシート、プレゼンテーション、PDFと多岐にわたるファイルタイプに対応し、GDPRにも準拠した安全性を提供しています。さまざまなクラウドプラットフォームとの統合もサポートし、Windows、Linuxなどの多様なプラットフォーム上で利用可能です。
まとめ
Pipedrive用ONLYOFFICE DocSpace統合アプリのリリースは、門を開く新たな業務効率の向上を示唆しています。今後、多くの企業がこの技術を活用し、プロジェクトの成果を最大化するに違いありません。興味のある方は、この統合アプリをぜひ試してみてはいかがでしょうか。