フランチャコルタ協会の35周年を祝う華やかな夜、スペシャルパフォーマンスも

フランチャコルタ協会35周年記念イベント

今年、フランチャコルタ協会は設立35周年を迎え、特別なパーティーがミラノのドゥオモ広場を望むプライベートテラスで開催されました。このイベントには、ファッション、映画、スポーツ、メディア、ガストロノミーなど、さまざまな分野から約200名のゲストが集まりました。彼らは、イタリアの文化の豊かさを体験し、五感を刺激するひとときを楽しみました。

出席者には、著名な俳優やNBAプレーヤー、バレリーナなどが名を連ね、多彩な顔ぶれが揃いました。例えば、俳優のジャコモ・ジョルジョや、NBAプレーヤーのアンソニー・ブラックなど、各界で活躍する人物たちがこの特別な節目を祝い、グラスを掲げました。特に印象的だったのは、夜のオープニングを飾ったのが、ミシュラン星を獲得したシェフ、カルロ・クラッコによるディナーパーティーです。

このディニング体験では、各種フランチャコルタワインとのペアリングが行われ、洗練された美食の旅が展開されました。ワインひとつひとつが持つ個性が際立ち、まさに舌と目で楽しむ喜びにあふれた贅沢な時間でした。

さらに、特別なパフォーマンスとして登場したのは、スペイン出身の著名なダンサー、セルジオ・ベルナル氏。彼のダンスはクラシックバレエとフラメンコを融合させたもので、情熱的かつ優雅な表現が印象に残りました。彼は自身の思索を基にした「土地を愛することは、命を愛すること」というテーマを、見事に舞台上で表現しました。

夜のクライマックスは、DJセットによるパーティー。ゲストたちの笑い声と音楽が響き渡り、和やかで祝祭的な雰囲気が会場を包みました。そして、この特別な夜に欠かせなかったのが、フランチャコルタの歴代会長や理事たちの出席です。現会長エマヌエーレ・ラボッティ氏はスピーチにて、フランチャコルタが本物志向、エレガンス、土地への敬意を重視したイタリアン・ライフスタイルのアンバサダーとしての役割を再確認しました。

また、イタリア国立ファッション協会の会長、カルロ・カパーサ氏も参加し、「メイド・イン・イタリー」の卓越性を世界に広めるための協力関係を強調しました。彼は上質な原材料や地域性、持続可能性に対する共通の価値観を持つことが、両業界の人々にとっての誇りであると述べました。

イベント当日、フランチャコルタ協会は新たなプロジェクトの一環として、『Franciacorta Magazine』の創刊号の先行披露も行いました。このマガジンは、フランチャコルタの魅力を多面的に伝えるもので、文化、職人技、サステナビリティ、美といったテーマが盛り込まれています。バイリンガル（イタリア語・英語）で構成され、国内外の高級5つ星ホテルやレストランで配布される他、ニューススタンドでも入手可能です。

この華やかな夜は、現代的なライフスタイルとフランチャコルタの強固な結びつきを再確認する機会となり、過去35年の歩みを振り返りつつ、未来への力強いメッセージを発信しました。