ストラタシスがGrabCAD Printを強化し、持続可能性を追求
2023年、3Dプリンティングのリーディングカンパニーであるストラタシスは、GrabCAD Print™およびGrabCAD Print Pro™ソフトウェアの新たな機能を発表しました。この強化により、持続可能性をサポートする排出量推定機能が追加され、環境への影響をリアルタイムで評価することが可能になりました。さらに、GrabCAD Printは、ストラタシスが提供するすべての3Dプリンタを統一したソフトウェアで管理できるようになりました。
Neoプラットフォームの導入
新たにNeo®プラットフォームに対応したGrabCAD Printは、ストラタシスの主要な5つの技術をサポートします。これにより、多様なプリント技術を利用するユーザーが一つのプラットフォームを通じてスムーズに作業できる利点があります。これがもたらす競争優位性は絶大です。ストラタシスの最高事業ユニット責任者Rich Garrity氏は、「多くの顧客が複数のタイプのプリンタを使用しているため、共通のソフトウェアで管理できることは大きなメリットだ」と述べています。
環境への配慮
GrabCAD Print Proには、環境への影響を予測するための排出量推定機能が新たに実装されました。この機能は、各造形プロセスにおける二酸化炭素換算(CO₂e)排出量を推定し、造形時間や電力消費、生産場所を考慮した具体的なデータを提供します。この情報は、脱炭素化を目指す企業にとって非常に役立つものです。また、現在はFDM®技術を利用するプリンタでこの機能が利用可能ですが、今後は他の技術にも展開される予定です。
マインドフルマニュファクチャリング
ストラタシスのサステナビリティ担当副社長Rosa Coblens氏は、GrabCAD Printソフトウェアの重要性を強調しました。「このソフトウェアは、ハードウェアや材料と連携しながらお客さまの環境への影響を測定可能なものにします。ESG目標を達成するためにも不可欠です」と話します。また、GrabCAD Printにより導入された新機能は、責任ある製造を支援し、事業における戦略的な価値も提供します。
その他の強化機能
さらに、GrabCAD PrintおよびGrabCAD Print Proには、以下のような新機能もあります:
- - 拡張された材料サポート:多彩な材料に対応し、デザインの自由度を向上。
- - Split機能:精密なモデル準備を実現。
- - DLP-P3 Origin プリンタ向け新アンカープレイスメントオプション:サポート構造の精確性を向上。
これらの機能により、積層造形のワークフローが最適化され、より高精度かつ効果的な製造プロセスが実現します。
ストラタシスの概要
ストラタシスは、航空宇宙、自動車、コンシューマ製品、ヘルスケアなどの分野に向けた革新的な3Dプリンティングソリューションを提供しています。その強力なソフトウェアエコシステムとコネクテッド3Dプリンタを活用し、製品バリューチェーン全体での競争優位性を挿げーテーブクリエイトしています。
ストラタシスは、今後も持続可能な製造技術と共に、業界の発展に寄与していくことを目指していきます。