INNFRAが目指すオフグリッドインフラの未来
INNFRA株式会社は、地域の持続可能性と安心・安全な生活環境を提供するため、オフグリッドインフラの社会実装を推進しています。最近、同社はシードラウンドで6,258万円の資金調達を成功させました。この資金は、地域資源を活用した水循環システムやエネルギー供給システムの開発、さらには市場への導入を加速するために活用される予定です。
資金調達の背景と目的
日本は近年、少子高齢化に加え、災害の頻発が社会インフラに影響を及ぼしています。特に地方部では、既存の上下水道や送電線などの大規模インフラの維持が困難となっている現状があります。INNFRAは、この制約を打破するため、オフグリッド型のインフラを実現することを目指しています。そのための資金調達として、地域と人と未来CJS2号投資事業有限責任組合や、ミッドタウン・フロンティア・ファンド有限責任事業組合などが支援を行いました。
INNFRAの取り組み
INNFRAが提案するオフグリッドインフラとは、上下水道や送電線に依存しない自立型のインフラシステムです。これにより、大規模なインフラが整備されていない地域や、自然災害が発生した際にも機能するレジリエントな基盤が構築されます。INNFRAの独自の水循環システム「INNFRA Water」は、現地で水の確保、排水処理、再利用を確実に行うことができます。
ノウハウの蓄積を背景に、過去5年間にわたり、さまざまな実証実験が行われてきました。その成果を基に、INNFRAの技術は進化を続け、オフグリッドインフラのさらなる機能向上が期待されています。
現在の事業実績
これまでINNFRAは、山梨県北杜市でオフグリッド・リビングラボを設置し、電気や水を自給自足する実証実験を行いました。また、MUJI HOUSEとの協力により「インフラゼロハウス」にも水循環システムを導入。これにより、インフラが不十分な地域でも快適に生活できる実証を進めています。
沖縄県中城村では、世界遺産を活かしたポップアップリゾートの提案など、地域特性を活かした多彩な取り組みも進行中です。
未来の展望
川島代表は、「エネルギーと水というライフラインが、すべての人にとっての基盤となる未来を目指している」と述べています。さらに、平常時だけでなく緊急時にも機能するインフラの社会実装を進める決意を表明しました。
今後の事業では、防災関連市場への進出やさらなる技術革新が求められますが、INNFRAは挑戦を続け、地域社会への貢献を深めていくことでしょう。