エコキュートと連携を強化!Shizen Connectの新たな進展

Shizen Connectがエコキュートとの連携を強化



株式会社Shizen Connectは、自社開発のエネルギー管理システム「Shizen Connect」と、株式会社コロナ、長府製作所株式会社、日立グローバルライフソリューションズ株式会社が製造したヒートポンプ給湯器(エコキュート)との連携を完了したことを発表しました。この連携により、エコキュートが「Shizen Connect」のプラットフォームを通じて、より効果的に制御されることが期待されています。

再生可能エネルギーの活用と課題



2050年を見据えたカーボンニュートラルの実現に向けて、太陽光や風力などの再生可能エネルギー(再エネ)の導入が進んでいます。しかし、これらのエネルギー源は、その発電量が天候に左右されやすいという特性があります。そのため、需要のピークを超えた電力供給を抑えるために、再エネ発電を停止する取り組みが全国で行われています。これは再エネをもっと効率的に利用するための大きな課題です。

この状況を受けて、政府は第7次エネルギー基本計画において、家庭部門でのエコキュートの導入拡大を目指し、DR(ディマンド・リスポンス)に必要な機能を備えたシステムを構築することを促進しています。

Shizen Connectの進展



Shizen Connectは、2023年5月に小売電気事業者向けの「機器制御型DR支援サービス」の提供を開始しました。このサービスは、特に家庭用の蓄電池やエコキュートを対象に、経済DRや需給ひっ迫DRなどの制御を実現しています。この度、コロナ、長府製作所、日立GLSのエコキュートが新たに連携対象として追加されました。

これらのエコキュートは、Shizen Connectが開発した「Shizen Box 2」を通じて遠隔でモニタリングや制御が可能となります。今後の商用展開については、各社と協議を進めるとのことです。

幅広い機器との連携



Shizen Connectの大きな特徴の一つは、異なるメーカーのエネルギーリソースを自由に連携できる「ベンダーフリー」という点です。今後は家庭用蓄電池やエコキュートに加え、電気自動車(EV)などのメーカーとも連携し、制御可能な機器の拡充に努めていく方針です。

これにより、再エネ発電を最大限に活用する社会インフラの構築が進められることが期待されています。

Shizen Connectは、脱炭素化社会の実現に向けた取り組みを通じて、今後も多様なパートナーと共に貢献し続けます。これは、持続可能な未来を形成するための一歩となるでしょう。

おわりに



このような取り組みは、今後のエネルギー供給の見通しに大きな影響を与える可能性があります。VPP(仮想発電所)を駆使した新たなエネルギー管理システムにより、より効率的かつ持続可能な電力使用が実現されるでしょう。

会社情報

会社名
株式会社Shizen Connect
住所
東京都中央区日本橋本町二丁目4番7号遠五ビル
電話番号

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