D&Dホールディングス、ニュージーランドのSnap Rentalsを完全子会社化しサービス拡大へ

D&Dホールディングス、Snap Rentalsを完全子会社化

株式会社D&Dホールディングス（以下、D&D社）は、2023年5月30日、ニュージーランドの大手独立系レンタカー会社Snap Rentals Limited.
を完全子会社化したことを発表しました。この動きは、D&D社が展開する総合モビリティサービスの大規模な拡張を目的たものです。

1. 買収の背景と目的

D&D社にとって、この買収はオセアニア地域におけるビジネス戦略の一部分として位置づけられています。この地域においてレンタカー事業を強化し、ニュージーランドやオーストラリア、さらには南太平洋諸国まで、サービスの幅を広げていく狙いがあります。

D&D社は、日本国内において強固なディーラー事業とレンタカー事業を展開しており、年間4万台を流通させる基盤を持ってます。この流通基盤に基づき、今後も高品質な中古車を安定供給しつつ、海外市場への進出を加速させる方針です。

2. Snap Rentalsの概要

Snap Rentalsは、ニュージーランドのオークランド市に本社を置くレンタカー会社で、2013年に設立されました。現在、6店舗を展開し、約2,000台の車両を保有しています。年間の売上は約20億円に達しており、モビリティサービスに特化しています。

会社のCEOであるダニエル・ネメチャンスキー氏は、D&D社とのパートナーシップを通じて、より安定した車両供給の確保とサービスの拡充を目指しています。D&D社が自社の車両（特に電気自動車やハイブリッド車）を輸出することで、Snap Rentalsの事業成長に寄与することが期待されています。

3. 今後の展望

D&D社はこの合併を通じて、車両の調達から使用、さらには販売までの一連のプロセスで新たなシナジーを生み出し、両社の成長を加速させることを目指しています。具体的には、ニュージーランドにおける輸出入関連事業の展開や、複合的なディーラー戦略をも視野に入れた幅広い事業展開を計画しています。

この買収により、D&D社の強みとSnap Rentalsの地域に特化したノウハウが結びつくことにより、両社ともにさらなる成長を果たすことができると期待されています。

今後、D&D社が手掛けるモビリティサービスがどのように進化し、またどのようにオセアニア地域でのプレゼンスを高めていくのかが注目されます。

この新たな展開により、D&D社のブランド価値がどれほど向上し、多くのユーザーに選ばれるサービスが提供されるのか、今後の動きが待たれます。

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