デジタルアートの新たな可能性を探るテクノフェア2025
2025年10月30日(木)から31日(金)の2日間、名古屋市緑区にある中部電力株式会社技術開発本部にて「テクノフェア2025」が開催されます。このイベントでは、アートとAIを融合させた感情分析の特別展示が行われ、デジタルアートの魅力が再発見されることでしょう。
HACKK TAGとは?
この展示は、京都を拠点に活動する株式会社IDEABLE WORKSが運営する「HACKK TAG(ハックタグ)」というデジタルギャラリー・プラットフォームとの協力によって実現します。HACKK TAGは、アーティストの表現の場を広げることを目的としており、アートのオンライン展示を行うことでより多くの人々に作品を届けています。アートをプレイリストのように楽しめる新しい感覚が、このプラットフォームの特長です。
イベントの特徴と参加方法
テクノフェア2025では、特にアート専用のデジタル額縁を利用した複数のデジタルアート作品が展示されます。このデジタル額縁を精緻に活用し、観覧者の感情変化を実際に測定します。具体的には、アート鑑賞を通じてどのような感情が生まれるのかをAIで分析し、作品と観覧者の感情の関連性を可視化するという内容です。
来場者は、入場が無料であるにも関わらず事前登録が必要です。公式ホームページから必要事項を記入することで、事前に申し込みを行うことができます。これにより、参加者は施設に訪れることで新たな体験をする機会を得られます。
PoCの実施
展示されるアート作品は全て、HACKK TAGに登録されたアーティストによるもので、12点が選ばれています。それぞれの作品は、アナログのアートを高精細にスキャニングし、デジタルデータとして再制作されています。AIによる感情分析を通じて、作品に対する観覧者の反応をリアルタイムで把握します。
この取り組みは、アート鑑賞の価値を再定義し、体験の流れを新たに創出することを目指しています。デジタルアートとAIが結びつくことで、どのように新しい鑑賞スタイルが形成されるのか、期待が高まります。
株式会社IDEABLE WORKSの役割
IDEABLE WORKSは、2020年に設立され、アートエデュケーションやHACKK TAG事業を展開しています。代表を務める寺本大修氏は、多くのアーティストに新しい表現機会を提供することを目指し、リアルとデジタルの境界をなくす取り組みを進めています。
同社の公式ウェブサイトやInstagramでも最新情報が発信されているので、興味がある方はぜひチェックしてみてください。
このテクノフェア2025を通じて、新たなアートの体験が提供されることに期待が集まっています。アートファンの方々や、AIに興味がある方も、この機会に参加し、その目で新しいアートの形を楽しんでみてはいかがでしょうか。