ZUU Fundersがミツフジ企業への新ファンド12.5億円を組成

株式会社ZUUの子会社であるZUU Funders株式会社は、12.5億円規模の新ファンド『ZUUターゲットファンド for ミツフジ投資事業有限責任組合』を設立しました。このファンドを通じて、ミツフジ株式会社への資金投資を実施し、中小企業オーナーの挑戦を支援する狙いです。

中小企業への挑戦支援

日本の経済を支える中小企業は、現在様々な課題に直面しています。円安や物価高、金利上昇によるコストの増加、さらには人手不足など、これらの影響で経営は厳しい状況にあります。しかし、中小企業は日本の雇用の約70%を占めており、地域経済や国全体の成長にとって重要な役割を果たしています。このような状況を背景に、ZUUは「機会格差を解消し、持続的に挑戦できる世界へ」というビジョンを掲げており、中小企業の経営者が直面する「資金調達力」の向上を目指しています。

企業支援の手段

ZUU Fundersが新ファンドを通じて提供する資金調達のサポートは、同社の豊富な個人投資家基盤を活用しています。また、金融機関でのプライベートウェルス業務経験を持つ専門家を多数揃えていることで、発行会社のニーズに柔軟に応じられる体制が整っており、迅速な資金調達を実現可能です。

ミツフジ株式会社の紹介

ミツフジ株式会社は、1956年に京都で創業された歴史ある企業です。最初は西陣織帯工場としてスタートし、そこで培った繊維技術をベースに、銀めっき導電性繊維『AGposs®』を利用した製品を展開しています。この技術は、導電性や抗菌防臭性、さらには電磁波シールド性を持つ製品の開発に役立っています。また、ウェアラブルデバイスも手がけており、健康管理や熱中症対策に特化した製品を提供しています。

新たな製品と市場ニーズ

特に注目すべきは、2025年から義務化される職場の熱中症対策に向けた新製品です。ミツフジは、脈波を元に作業者の体温をリアルタイムで監視できるリストバンド「hamon band」を販売しており、これまでに70,000以上のユーザーが導入している成功事例があります。

新しく発売された「hamon band S」と「hamon band N」は、IoT技術を駆使した最新鋭の製品で、労働環境を改善することに寄与しています。これらの製品によって、ミツフジは少子高齢化社会が抱える課題に貢献し続けることを目指しています。