鎌倉VR体験「七切通」
2024-07-08 13:52:27

鎌倉の史跡と現代アートが融合!VR体験で歴史とフィクションの境界線を越える

鎌倉の歴史と現代アートが融合するVR体験「鎌倉七切通を通って正七角形を描いた日があった」鑑賞会



鎌倉時代の歴史と現代アートが融合した、驚きのVR体験を提供する鑑賞会が、神奈川県鎌倉市のギャラリーQuadrivium Ostiumにて開催されます。

2024年7月16日(火)から8月4日(日)まで開催されるこの鑑賞会では、アーティスト越中正人氏によるVR作品「鎌倉七切通を通って正七角形を描いた日があった」を鑑賞できます。

VRの世界で鎌倉の切通を歩く



VRゴーグルを装着すると、目の前に広がるのは、鎌倉時代の史跡でありハイキングコースでもある「鎌倉七切通」を舞台にした、フィクションの物語の世界です。

越中氏は、現地取材を重ねながら、鎌倉時代の歴史資料「吾妻鏡」から物語を構築しました。VR空間には、擬人化された古い木像やキリスト教修道士の木像など、個性豊かなキャラクターが登場し、物語をさらに深めます。

歴史とフィクションが織りなす物語



物語は、幼い頃から占いや願掛けが好きな長男とその妹、そして両親の4人家族が中心です。

父親は、自分たちの家族が「吾妻鏡」に記載されたことを知り、「鎌倉時代」と名乗れるようになったことを喜びます。しかし、子供たちはその意味が分からず戸惑い、次第に家族は「鎌倉時代」と呼ばれることに翻弄されていきます。

家族は、新しい場所へ逃げることを決意し、道中、「吾妻鏡」に記載された理由や、噂される優曇華の花との関係性を調べ始めます。

越中正人のアートと鎌倉の歴史



越中氏は、これまで「集合(集団)」と「個(個人)」の関係性に注目し、写真や映像作品を制作してきました。

今回のVR作品では、鎌倉の七切通を舞台に「吾妻鏡 第二十六巻」を独自解釈し、家族の考察と想像、史実と虚構を織り交ぜています。

VR空間には、越中氏独自の視点で描かれた、人の手では描けない「正七角形」が存在し、歴史と現代、現実とフィクションが交錯する、幻想的な世界を作り出しています。

鎌倉の歴史文化をアートで体感



この鑑賞会は、越中正人のアート作品の魅力を通じて、鎌倉の歴史的な史跡である七切通の魅力を再発見することを目的としています。

鎌倉の歴史文化に興味がある方はもちろん、現代アートやVR体験に興味がある方にもおすすめです。

ぜひ、鎌倉七切通の歴史と現代アートが融合した、幻想的なVRの世界を体感してください。

開催概要



名称: 越中正人VR作品「鎌倉七切通を通って正七角形を描いた日があった」鑑賞会

内容: VRゴーグルを装着して視聴(鑑賞時間:約50分)

開催期間: 2024年7月16日(火)~8月4日(日)

営業時間: 11:00~17:00

休み: 毎週水曜日(7月17、24、31日)

予約: 予約サイトから予約

予約サイト: https://airrsv.net/yokosuka-ac/calendar (協力:ヨコスカアートセンター)

視聴料: 大人1,100円(税込)、大学生660円(税込)、大学生未満・無料

会場: Quadrivium Ostium(クアドリヴィウム・オスティウム)

住所: 〒248-0003 神奈川県鎌倉市浄明寺5-4-32

アクセス: 鎌倉駅(JR横須賀線、江の島電鉄)東口4番バス乗り場より京浜急行バス(鎌倉霊園正門太刀洗 行/金沢八景駅 行/ハイランド循環)に乗車「泉水橋」バス停下車 徒歩5分

URL: https://quadriviumostium.com

ギャラリーQuadrivium Ostiumについて



ギャラリーQuadrivium Ostiumは、鎌倉市にある古美術と現代アートを扱うギャラリーです。

「美術館のような空間に住まう」をテーマに設計された自邸の1階スペースを使い、ヨーロッパのアンティーク家具や民藝家具を設えた空間に、古美術や現代アート作品を常時30点ほど展示販売しています。

2024年は8人の現代アーティストの企画展覧会を開催するほか、様々な文化イベントを開催しています。

越中正人氏プロフィール



越中正人(こしなか まさひと)

1979年 大阪市生まれ

2001年 ビジュアルアーツ専門学校大阪 写真学科卒業

「集合(集団)」と「個(個人)」の関係性に注目し、写真と映像作品を制作。

2007年に発表したシリーズ「echoes」は「USB Young Art Award」を受賞。以降、越後妻有アートトリエンナーレ(新潟)、WROメディアアートビエンナーレ(ポーランド)などの国際展に参加するなど活躍の場を広げている。

近年は、メディアによって作られた情報の影響により、個人の視点や認識が画一化されていくことに警鐘を鳴らし、その問題について作品を通して訴えている。

鑑賞にあたっての注意



・左右の視力に大きく差がある方は閲覧しづらい場合があります。
・眼鏡をかけてVRゴーグルを装着することは可能ですが、幅の広い眼鏡フレームの場合は装着できない場合があります。
・作品内の映像により、稀に乗り物酔いに似た症状を感じる場合があります。

この機会に、鎌倉の歴史と現代アートが融合したVR体験をぜひお楽しみください。


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