新サービス開始!亀製麺の再現麺
東京都国立市に本社を構える株式会社亀製麺が、2024年11月から新たに「麺再現サービス」を始めることを発表しました。このサービスでは、製造中止となった様々な麺を、元のレシピがなくても再現し製造することが可能です。
近年の製麺業界の厳しさ
近年、製麺業界は円安や輸入小麦粉の高騰によって、厳しい状況にあります。この影響で、多くの製麺会社が中止を余儀なくされており、飲食業界の人々は告知なしに製造中止になるリスクを抱えることが増えています。こうした状況下で、亀製麺は新たなサービスを模索しました。
亀製麺の技術と理念
亀製麺は、創業から約60年の歴史を持つ中小企業です。国産小麦や添加物の使用を極力抑えた製品作りにこだわり、業界内でも幅広い種類の麺を製造しています。この会社の代表取締役、玉澤孝三氏は、「一度麺を食べれば、その原材料や製法を再現できる」という確かな技術を誇っています。
彼の職人技により、私たちは中華麺、やそばやうどん、さらにはパスタに至るまで、無限の可能性を持った麺を手に入れることができるのです。製麺会社のレシピが公開されていない場合でも、彼自身の経験を元に、技術を駆使して麺を再現しています。
再現サービスの特長
この再現サービスは、既に製造中止となった中華麺やうどん、パスタなどを正確に再現するという、製麺業界では稀有な特徴を持っています。このサービスの導入により、飲食店や食品メーカーは安心して商品開発を進められるようになるでしょう。
亀製麺は、顧客からのリクエストに応じて、どんな麺でも再現し、それに伴う新たな商品開発につなげています。彼らは例えば、ラーメンチェーンから要望を受け、レシピなしに渡された麺があった場合でも、その味わいや歯応えを再現することができるのです。
独自の商品開発
亀製麺は、2011年に経営方針を変更し、自社製品の製造に注力するようになりました。それに伴い、独自の商品の開発も行っています。例えば「湯切り不要」の生麺や、山椒を練り込んだ味わい深い麺などが代表的です。
特に、花椒を含んだ麺については、2024年度の国内産小麦を使用したラーメンコンペティションで受賞歴も持つなど、そのクオリティーは業界内でも高く評価されています。
未来に向けた取り組み
今後も亀製麺は、国産小麦を使用したこだわりの製品を提供し、顧客の期待に応えるための取り組みを続けていきます。製麺業界が困難な状況にある中でも、彼らの「どんな麺でも再現する」という理念は、多くの飲食業界の人々にとって光明となるでしょう。今後の展開に目が離せません。
会社情報
- - 会社名: 株式会社亀製麺
- - 住所: 東京都国立市青柳1-10-2
- - 事業内容: 業務用中華麺、市販用包装生中華麺、生うどん、生そば、生パスタ、焼そば等の製造販売
- - 公式Webサイト