ル・マン24時間レースの全貌を追体験
自動車レースファンにとって、ル・マン24時間レースは特別な存在。2025年6月17日、株式会社三栄が発売予定の「ル・マン プロト/GTカー大全集」は、1923年の第1回から最新の2024年までの歴史を総括しています。
本書では、1964年にフォードがフェラーリを打倒することを目指して投入した「フォードGT」からの61年にわたり、出走した3200台以上の中から約1540台を紹介しています。オールカラーの356ページで構成され、年ごとの参戦車両を詳述。これにより、ル・マンレースにおける車両の進化やレギュレーションの変遷を容易に理解できる仕組みとなっています。
歴史を振り返る
ル・マンの歴史は、数々の名車や名ドライバーの物語で満ちています。1966年には、フォードGT40が念願の初優勝を果たし、その後もアウディやポルシェによる数々の連覇が記憶に残ります。特に、1991年にはマツダの787Bが日本車として初の総合優勝を飾るなど、日本の自動車産業を象徴する瞬間も存在します。
このように本書では、単なるレースの結果のみならず、各車両の技術革新や時代背景、さらにはそれぞれのドライバーの成績や戦略にも触れています。特に、フォードとフェラーリの激闘は映画にもなった背景から、多くのファンの心をつかんでいます。
かつての名勝負
1964年から続く数々の名勝負も、本書で語られます。例えば、1967年にGT40が再びその力を証明し、1970年にポルシェ917が初の総合優勝を飾った際の激闘は、多くのファンに強い印象を与えました。また、2000年代に入るとアウディの独壇場が続き、彼らの技術力は他社を圧倒しました。
さらに最近の2018年、トヨタがついにル・マン制覇を果たし、2023年にはフェラーリが50年ぶりに勝利を収めるなど、毎年新たなドラマが生まれています。これらの歴史の流れを1冊で追えるのが「ル・マン プロト/GTカー大全集」の魅力です。
特典情報
さらに、予約購入をするとル・マンの名車5台のポストカードが特典として付いてきます。特典付きの予約販売は、三栄の公式オンラインストアで行われており、締切は2025年6月16日です。この機会を逃さず、歴史的な自動車レースの奥深さを一冊の本で体感しましょう。
まとめ
「ル・マン プロト/GTカー大全集」は、自動車専門誌を発行する三栄が約70年の歴史を持つ中で生まれた貴重な資料です。自動車だけでなく、その技術の進化やスポーツ文化を知るためにも必携の一冊となるでしょう。レースファンだけでなく、自動車愛好者にも深く響く内容が詰まっています。ぜひ、この本を手に取って、ル・マン24時間の魅力に浸ってみてください。