渋谷に誕生したブロックチェーン特化型スペース「Centrum」の役割とは

渋谷に誕生した新しい拠点「Centrum」

2023年8月、東京都渋谷区にブロックチェーン・分散システム特化型のコワーキングスペース「Centrum（セントラム）」がオープンしました。ここはサンフロンティア不動産株式会社とモノバンドル株式会社が共同運営している施設で、主にブロックチェーンや分散システムに関心のあるスタートアップやプロジェクトのためのハブとなることを目指しています。Centrumは、技術者や起業家、イノベーターが集い、新たなアイディアを創出する場を提供し、国内外のフィンテック領域での発展を後押ししています。

「Japan Fintech Week 2025」との連携

Centrumは、金融庁主催の「Japan Fintech Week 2025」と連携し、期間中の関連イベントへ会場提供を行っています。Japan Fintech Weekは、日本のフィンテックの魅力を世界に発信し、ビジネス機会を創出することを目的に毎年開催されています。2025年は3月3日から7日までをコアウィークとし、9回目の開催となる「FIN/SUM 2025」が中核イベントとして展開されます。

この期間中、CentrumではJPCrypto-ISAC設立記者会見やUniswapの新技術についての解説イベント、さらに「Centrum Coffee Chat」など多彩なフィンテック関連イベントを実施しました。これにより、国内外のフィンテック事業者たちが一堂に会する場としての役割も果たしています。

イベントの具体例

1. JPCrypto-ISAC設立記者会見（3月7日）
- 主催: JPCrypto-ISAC
- 概要: 約30社が参画する一般社団法人JPCrypto-ISACが設立され、その発表が行われました。続いて、国際団体BGINとの合同勉強会が適用され、サイバーセキュリティ強化に向けた議論が交わされました。

2. Uniswap V4 & Unichainイベント（3月4日）
- 主催: Uniswap Foundation
- 概要: 新たにリリースされたUniswap V4やUnichainを紹介し、DeFiに携わる開発者たちとの活発な議論が行われました。

3. Centrum Coffee Chat（3月4日）
- 主催: Centrum
- 概要: ブロックチェーン関連の交流の一環として、Uniswap Foundationアンバサダーを招いてディスカッションを行う機会が設けられました。

Centrumの今後の展望

Centrumはオープン以来、すでに約9,000名の来館者を迎え、月間500名以上の参加者が訪れる人気のスポットとなっています。ワークスペースの提供に留まらず、参加者同士の情報交換やクラスターの交流が活発に行われており、フィンテック業界の活性化に寄与しています。

今後もCentrumはブロックチェーンや分散システムに関心のある人々に向けて、さらなる価値提供をを目指し、さまざまなイベントやセミナーを企画しています。

まとめ

渋谷に新たに誕生したCentrumは、ブロックチェーンとフィンテックの最前線を福引く重要な拠点として、今後の成長が期待されています。これからも国内外のフィンテック関連イベントや交流の場として、さまざまな取り組みを展開していきます。また、ブロックチェーン業界の最新情報なども発信していくことで、情報化社会の中での要となる存在を目指します。