植物性食品と健康をつなぐ新たな枠組み
2026年1月、愛知県豊明市に本社を置く株式会社バイオシスラボが「Project Plants」という革新的な企業間共創プロジェクトを発表しました。このプロジェクトは、植物性食品とプレバイオティクスの価値を「大腸利用性」という新たな指標で再定義し、食産業における新たな市場創出を目指します。
大腸利用性とは何か?
近年の健康長寿を支える食品として注目されているのが、大腸利用性の高い食品です。これまでは小腸での栄養素の吸収を重視してきましたが、最近の研究では大腸にまで届く食品が、全身の健康や老化リスクに深い影響を与えることが明らかになっています。特に、植物性食品に含まれるプレバイオティクスは、小腸での吸収ではなく、大腸の腸内細菌によって利用されることから、その重要性が増しています。
この大腸利用性が高い食品がもたらす主な健康効果には、短鎖脂肪酸の生成、腸内環境の改善、慢性炎症のリスクを低減することが含まれます。これらは、健康長寿につながる基盤を形成し、「植物性 × 大腸利用性」が今後の健康価値の共通項になると期待されています。
Project Plantsの目的
「Project Plants」では、海藻や穀類、豆類といった植物性素材を扱う食品原料メーカーや食品メーカーと連携し、大腸利用性を重視した食習慣を推進していきます。具体的には、食生活の中で植物性食品の比率を高めることを目指し、以下のポイントに基づいて進められます。
1. 食品の選択において極端な制限を行わない。
2. 動物性食品を必ずしも排除しない。
3. 日常の食事の延長線上で実践できる。
このアプローチによって、従来の小腸利用性中心の栄養設計から、大腸利用性重視の食習慣へと転換することで、スポーツパフォーマンスにどのような変化が生じるのかを検証します。
今後の展望と実践
初期段階では、スポーツ分野から検証を始める予定です。これにより、パフォーマンスの持続性や回復力、コンディショニング、また食後の負担感などにどんな影響があるかを調査します。さらに、将来的にはアスリート向けの食事設計や、競技特性に応じた食品開発へと展開していく計画です。
会社情報
株式会社バイオシスラボは、藤田医科大学内に発足した企業で、プレ・プロバイオティクスに関する研究プロジェクトも行っています。健康的な食の未来を構築するための挑戦が、ここから始まるのです。
持続可能で健康的な食文化を築くために、「Project Plants」が描く未来に期待が高まっています。