医療現場に革新をもたらす新プランの登場
株式会社MG-DXは、医療AIを活用した新料金プランの提供を開始しました。このプランは、薬局業務に特化した接客AIエージェント「薬急便 遠隔接客AIアシスタント」を使用し、特に再来局やお戻り、処方せん事前送信といった“残置薬対応”に力を入れたものです。2025年7月3日からの実施で、薬局の業務効率化を図るものとなっています。
残置薬対応の重要性
最近では、処方箋の枚数が多く、残置薬の比率が高い薬局が増加しています。これに伴って、薬局の受付業務はますます負担が増し、業務プロセスの効率化が求められるようになりました。MG-DXが提案する新プランは、こうしたニーズに応える形で導入されました。
業務の負荷を軽減しつつ、患者の利便性を上げることを目的として設計されたこのプランでは、AI無人受付によって受付から調剤室への通知が約20秒で完了します。従来のプロセスでは、受付対応から薬剤師への情報伝達までに複数の工程がありましたが、このプランではこれらを大幅に省略します。これにより、薬剤師が即座に状況を把握でき、伝達ミスを防止し、薬の準備が迅速に行えるようになります。
患者の負担を軽減
特に注目したいのは、薬急便モバイルオーダーとの組み合わせによって、患者の受付プロセスがさらにスムーズに進む点です。患者は受付票の二次元コードを読み込むだけで、約10秒で受付が完了します。この新たなシステムにより、待ち時間は大幅に短縮され、再来局から1分以内に薬を受け取ることも可能です。
新プランの詳細
- - 料金: 月額30,000円〜
- - 対応機能: 再来局、お戻り、処方せん事前送信対応
- - 適した店舗: 処方箋枚数が多く、残置薬対応頻繁な薬局
なお、この新プランには初期費用が発生する点に注意が必要です。また、モバイルオーダーも利用する場合は、別途の費用が必要です。
期待される効果
MG-DXの遠隔接客事業部の事業部長である三澤佳祐さんは、この新プランが業務の効率化だけでなく、患者の体験向上に寄与することを期待しています。AIエージェントが患者の来店時に対応するため、スタッフは他の業務に集中でき、業務ミスの発生を減らすことができます。また、事前送信の比率が上がるほどに、AIエージェントの活用機会は増え、省力化にも繋がると述べています。
「患者が自分で手続きを進めることができ、働くスタッフにとっても選ばれる薬局の実現に貢献できると幸いです」と三澤さんはコメントしています。
まとめ
これからもMG-DXは、「薬急便」シリーズを通じて薬局業務に対するテクノロジーの支援を進め、患者と薬剤師の双方にとってストレスのない薬局体験を提供することを目指します。新しいプランの導入により、薬局の業務がどのように変わっていくのか、今後の展開に注目が集まります。