新たなビジネスモデル
2025-09-02 11:02:27

戸板女子短大と変なホテルが共創する新たなビジネスモデル

戸板女子短大と変なホテルが共創する新たなビジネスモデル



東京都港区に位置する戸板女子短期大学が、HISグループが運営する「変なホテルプレミア東京 浅草田原町」との協力により、実践型の産学連携プロジェクトを立ち上げました。このプロジェクトでは、学生たちがホテルのデッドスペースを活用して新たなビジネスアイデアを提案し、観光客に向けた「手ぶら着物体験」を提供することを目指しています。

プロジェクトの背景


近年、変なホテルは高い稼働率を誇り、多くの国内外の旅行者を魅了しています。しかし、宿泊事業のさらなる成長のためには、新たな収益源を創出することが喫緊の課題でした。一方、戸板女子短期大学では、実社会での課題解決に挑戦する大学教育を進めており、学生が主体的にビジネスに関与する機会を増やしています。両者の目指す方向性が一致したことで、共創プロジェクトが実現しました。

具体的なビジネスプラン


今回のアイデアは、約150㎡の待合スペースを活用することにあります。このエリアは以前、テーブルと椅子、マンガコーナー、クレーンゲームといった設備しかなく、収益には寄与していませんでした。しかし、この場所を観光客向けの贅沢な「手ぶら着物体験」エリアへと変身させる計画が進行中です。
このプランでは、訪れる観光客はロケーションの良い変なホテル内で、着付け、ヘアメイク、プロによるフォト撮影がワンストップで受けられるようになります。さらに、着物の返却もホテル内で行えるため、観光に出る際の移動の手間が省け、心ゆくまで浅草観光を楽しむことができるのです。

プロの極意でおもてなし


プロの着付け師とヘアメイクアーティストが手がける本格的な着物姿は、観光客に特別な体験を提供します。また、プロの写真家が浅草の象徴的なロケーションで高品質な写真を撮影し、思い出に残る瞬間を演出します。このプロセスにおいて、観光客が手ぶらで楽しめる仕組みが醸し出され、利便性が追求されます。

持続可能なビジネスモデル


この取り組みはただの一過性のイベントに留まらず、長期的に収益を上げる持続可能なビジネスモデルとして構築されています。初期段階では秋からの実施を計画しており、将来的には定期開催や宿泊客以外へのサービス拡充、日本文化体験など、多角的な展開を計画しています。

新しい産学連携の形


本プロジェクトは、「自分を変えたい」と自ら手を挙げた選抜学生10名が参加する特別授業「プロジェクト演習」の一環として進行しています。その中で学生たちは、自らアイデアを提供するだけでなく、企業との交渉や予算管理、プロモーション戦略までを自主的に担当しています。指導役には、株式会社マイナビで事業推進部責任者を務めた吉田氏も参加しており、Z世代の視点を援用した実務的な指導が行われています。

このように、実践的な教育を通じて学生が実社会に貢献できる姿勢を身に着け、同時に企業は新鮮なアイデアとリアルなマーケット感覚を得られるという、このプロジェクトの価値は非常に高いでしょう。こうした新しい連携が、教育とビジネス界の壁を超える新たなモデルとして注目されています。

戸板女子短期大学の理念


戸板女子短期大学は「個性を磨き、社会で輝く女性」の育成を理念に掲げ、学生に多様な学びの機会を提供しています。また、地域との連携を強めながら、地域貢献を通じて学生の成長を促進する方針を持っています。このようなプロジェクトを通じて、戸板女子短期大学は教育の新しい形を模索しているのです。

変なホテルについて


一方、HISグループが運営する変なホテルは、先進的な技術を駆使した新時代のホテルです。「変」という名は、常に進化し続ける姿勢を示し、多様なニーズに応じたサービスを提供し続けることを表しています。国内外で展開する同グループは、訪れるすべての人にワクワクと感動を贈る宿泊体験を創造しています。

このプロジェクトは、戸板女子短期大学と変なホテルの双方にとって、教育とビジネスの新たな一歩を示すものです。学生たちの斬新なアイデアが、新しいビジネスの展開にどのように貢献するのか、乞うご期待です。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

会社情報

会社名
戸板女子短期大学
住所
東京都港区芝2-21-17
電話番号

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。