ハークスレイ、惣菜大手「ホソヤコーポレーション」を子会社化 - 成長戦略の一環として食品事業を強化

ハークスレイ株式会社（証券コード7561）は、2024年11月13日、惣菜製造販売の株式会社ホソヤコーポレーションの株式を取得し、子会社化することを発表した。

ハークスレイは、2024年6月3日に発表した中期経営目標において、「成長投資による経営基盤の強化」を掲げ、食品製造・冷凍食品製造などの事業領域への積極投資を進めている。今回の買収は、この成長戦略の一環であり、安定的な成長が見込まれる惣菜市場において確固たるポジションを確立することを目指す。

ホソヤコーポレーションは、創業1907年の老舗企業で、「贅沢焼売」、「贅沢餃子」、「贅沢春巻」などを主力商品に、全国の食品スーパーマーケットを中心に販売している。同社は、高い商品力とリピート率を誇っており、特に「贅沢焼売」は国内チルド焼売市場でシェア1位を獲得している。

ハークスレイは、今回の買収により、ホソヤコーポレーションとのシナジー効果を期待している。具体的には、製造拠点や販路の相互活用、商品開発やマーケティングの連携などを通じて、両社の事業を強化していく計画だ。

少子高齢化や女性の社会進出、単身世帯の増加などを背景に、惣菜市場は近年拡大を続けており、2023年には10兆9,827億円規模に達した。ハークスレイは、この成長市場において、ホソヤコーポレーションとの連携により、さらなる事業拡大を目指していく。