次世代型宅配システム「Pabbit」の導入でマンション生活を快適に

株式会社つなぐネットコミュニケーションズ（以下、つなぐネット）と株式会社PacPort（以下、PacPort）は業務提携を行い、次世代型宅配システム「Pabbit」の販売と運用に協力することを発表しました。この提携により、特にオートロックが設けられた集合住宅でも、便利で安全な宅配システムの導入が進むことが期待されています。

業務提携の背景

近年、物流業界では「ラストワンマイル」と呼ばれる自宅への配達部分での課題が挙げられてきました。特に、オートロックのマンションでは、宅配員が建物内に入れないために「置き配」が難しい状況が続いています。この問題を解決するために、PacPortが開発した「Pabbit」は、従来の認証方法とは異なり、荷物自体による物理的な認証を利用してオートロックを解錠し、スムーズな配達を実現します。

つなぐネットは、マンション居住者向けにインターネット接続サービスを提供し、住環境の向上を目指しています。長年にわたり、分譲・賃貸のマンション物件に対して全戸一括のインターネット接続を行い、居住者の利便性を向上させるための様々なサービスを展開してきました。これにより、住居の価値向上と快適な生活環境を提供することを重点に置いています。

「Pabbit」サービスの特長

「Pabbit」は、宅配中の荷物の様々な情報をクラウドと連携し、自動的にオートロックやエレベーターを制御することで、居住者に荷物を届けることを可能にします。具体的には、荷物のトラッキングができる「Pabbitアプリ」を通じて、居住者は荷物の動きを確認することができ、必要であれば業者に集荷依頼を行うことも可能となっています。これは、特許を取得している独自の技術が支えており、安心・快適な宅配サービスを提供しています。

利便性向上を目指す取り組み

つなぐネットは、「Pabbit」をマンション内の全戸一括インターネット接続サービスと組み合わせることで、居住者の生活をさらに便利にすることを目指しています。この統合的なサービスの導入により、再配達の減少が期待され、CO2排出量の削減にも貢献します。また、つなぐネットが独自に開発した料金徴収方法を活用することで、管理組合や居住者への負担を軽減し、スムーズなサービス導入を促す取り組みも進めています。

つなぐネットとPacPortについて

つなぐネットは、東京都千代田区に本社を構え、全国規模で光ファイバー網を有する企業です。集合住宅に特化したインフラを供給し、居住者向けのさまざまなサービスを展開しています。一方で、PacPortも東京都千代田区を拠点に、先端IT技術を活用した宅配分野の課題解決に挑んでいます。両者のノウハウを組み合わせることで、今後のマンション生活を大きく変えるサービスの提供が期待されています。

この業務提携により、宅配業界の進化とともに、マンション居住者の生活がより豊かで快適になることを願っています。よりスマートな「Pabbit」システムがもたらす新たな生活スタイルの到来に、期待が寄せられます。

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