伊藤忠テクノソリューションズが導入した新しいOJTプログラムの成果
近年、リモートワークの普及に伴い、企業の新卒社員育成における課題が深刻化しています。特に伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は、リモートワーク環境で新卒エンジニアを効果的に育成するために、株式会社amoibeが提供するOJTプログラム「amoibe OJT」を導入しました。この取り組みは、リモート環境における新入社員の実践的養成を強化することを目的としています。
リモート時代に浮き彫りになった育成課題
新型コロナウイルスの影響で、多くの職場はリモートワークに移行しましたが、これにより「新入社員が相談しづらい」「先輩も声をかけにくい」といったOJTの空白が生じました。CTCの広域・社会インフラ事業グループでも、上記のような課題は明確に認識されていました。従来の対面でのコミュニケーションが難しくなり、新入社員の学びの機会が大幅に減少しました。eラーニングでは「知識」を補えるものの、実務に直結する「動き方」の習得には依然として課題が残るのです。
これを受け、CTCは名古屋拠点での試行を経て、本年度より全体で2025年度入社の新卒エンジニア全員に、本プログラムを導入すると決定しました。このOJTは、実際の業務とは切り離された環境で、安全にプロジェクト形式の疑似体験を提供することを目的としています。
「amoibe OJT」導入後の反響
プログラムに参加した新卒エンジニアたちから寄せられた反響は非常にポジティブです。多くの参加者が、「バーチャルと現実の境界がほとんどない」という体験を報告しています。従来の知識インプット中心の研修と異なり、実際にプロジェクト形式での経験を蓄積できるため、業務配属後の自信を養うことができているのです。
また、プログラムに参加したエンジニアたちは「自ら調査を行い、課題を解決しようとする姿勢」が観察されるようになりました。これは「自走する力」の芽生えを示しており、今後の育成システムやスタートアップ速度に良い影響を与えることでしょう。
現場の「共通言語化」を目指して
今回の取り組みでは「amoibeで学んだ進め方」が現場における共通の言語となり、コミュニケーションコストの低減にもつながると期待されています。CTCの広域・社会インフラビジネス企画本部の境野雅規部長は、大きな手応えを感じており、「実務から距離を置いた環境でも、重要な作法を短期間で習得できることが確認できた」とコメントしています。
この取り組みの成功は、社員育成における再現性を示すものであり、「共通言語」の重要性を再認識させるものでした。今後は、この成果を全社に広げていく方針です。amoibeの新條隼人CEOも、CTCがその育成課題に真剣に向き合っていることを評価し、この事例を多くの企業に展開できるよう支援を続ける意向を表明しました。
本取り組みに関する詳細な情報や実際の変化については、境野さんや鈴木さんへのインタビューを通じてご覧いただけます。ぜひ導入事例記事もご一読ください。