フルマークスの新技術
2018-11-09 17:34:17
フルマークス、サッポロファクトリー店にAI店舗分析センサーを導入
フルマークス、AI技術による店舗分析の新たな一歩を踏み出す
有限会社フルマークスは、国内初となるAI搭載型店舗分析センサーを、サッポロファクトリーにある店舗に導入することを決定しました。この取り組みは、店舗の購買体験を向上させることのほか、オフシーズン中の店舗活性化を目的としています。新たに採用された「Aurora v2」は、リアル店舗でのお客様との接点を大切にし、店舗全体のデータ収集を可能にします。
新型センサーの特長とその役割
新たに導入されたAurora v2は、従来の1世代前のAurora v1に比べて、大幅に画角が拡張されており、4Kレンズを搭載しています。これにより、店舗内の来客とスタッフの動き、滞留時間などを詳細に分析し、店舗パフォーマンスの向上に貢献します。この高度なトラッキング機能は、来店客とスタッフの動線をそれぞれ個別にヒートマップとして表示することが可能です。
利用されるデータは、顧客のプライバシーを守るため、来客やスタッフの個人情報は一切収集されません。このシステムは、日々の顧客動向や店舗パフォーマンスを視覚化し、店舗経営に役立つ貴重な情報を提供します。特に、顧客がどのように店舗内を動き回り、どのエリアに長く滞在しているのかを把握できるため、商品の配置やスタッフの配置見直しに活かすことができます。
フルマークスの企業理念
フルマークスは、北欧のアウトドアブランドを取り扱う輸入業者であり、最高クオリティのウェアやバックパックを国内で企画・生産しています。2000年に設立されたこの会社は、革新的な製品を日本市場に届けることを目指しており、顧客に本物志向の製品を提供しています。この企業は、社員自身が製品を実際にテストし体験することにも重視しており、アウトドアフィールドでの活動を通じた感動を顧客に伝えたいと考えています。
RetailNextとの連携
店舗分析技術を提供するRetailNext社と提携して導入されたこの店舗分析ツールは、入店率や購買率、動線など多岐にわたる指標を分析することができます。RetailNextは2007年に設立され、世界中の小売業界において店舗分析のリーディングカンパニーとして知られています。日本法人は2015年に設立されたため、日本市場向けのサービスも充実しています。
今後の展望
フルマークスは、今回の店舗分析技術の導入を通じて、より良い購買体験を提供するとともに、効果的な店舗運営を目指しています。これにより、顧客にとっての利便性が向上し、店舗の活性化が期待されます。フィールドでの体験を重視しつつ、テクノロジーを駆使した新しいビジネスモデルを模索していくフルマークスの取り組みは、今後も注目されることでしょう。
会社情報
- 会社名
-
RetailNext Japan 合同会社
- 住所
- 東京都千代田区大手町1−6−1大手町ビル1階SPACES
- 電話番号
-
03-6841-4121