NECネッツエスアイ、気候変動分野の最高評価を獲得
NECネッツエスアイ株式会社(東京都港区)は、環境調査や情報開示を行う国際的な非営利団体CDPから、気候変動における最高評価「Aリスト」企業に選ばれました。この選定は、同社の持続可能な取り組みが否定できないレベルに達したことを意味しています。
気候変動への取り組み
この評価は、NECネッツエスアイが中期経営計画「Shift up 2024」の枠組みの中で、全事業を気候変動対応へと移行させることを目指していることに起因しています。この計画では、2030年度までにScope1およびScope2の温室効果ガス排出量を実質的にゼロにすることが目標に掲げられており、さらには2050年度までにサプライチェーン全体での排出量を実質ゼロにするネットゼロ達成の目標もかかげています。
企業のビジョン
同社の代表取締役社長、大野道生氏は、「コミュニケーションで創る包括的で持続可能な社会」を実現するための取り組みが不可欠であると強調しています。このビジョンが、企業の戦略にしっかりと根ざしていることが評価の背景にあります。
2050年に向けた目標
NECネッツエスアイは、今後も2050年のカーボンニュートラルを目指しつつ、世界的な持続可能性の向上に寄与することを表明しています。これには、業界全体での協力も重要であり、各企業が持続可能な目標を共有し、協力して取り組むことが求められています。
これらの取り組みは、企業の信頼性を高めるだけでなく、投資家からの支持も受けやすくなります。CDPによる評価が企業の持続可能性や環境への影響を可視化する手段となり、このような選定が企業活動の一環となることが期待されています。
国際的な枠組み
CDP(Carbon Disclosure Project)は、環境への影響を管理するための情報開示システムを提供する非政府組織であり、企業や地域が持続可能なプラクティスを実施するための指針を示しています。NECネッツエスアイの選定は、今回の評価基準においてその高い水準が証明されたことを物語っています。
社内外からのフィードバックや評価をもとに、NECネッツエスアイは今後も持続可能な社会を実現するための取り組みを一層強化していく方針です。
このように、NECネッツエスアイは気候変動への本気の取り組みを評価され、持続可能な未来に向けた前進を続けています。