デンマーク発ヒュンメルがアランマーレに新たな風を吹き込む
アランマーレ山形女子バレーボールチームとアランマーレ富山女子ハンドボールチームは、デンマークのスポーツブランド「ヒュンメル」とのユニフォームサプライヤー契約を締結しました。本契約は2025年度からの3シーズンにわたるもので、これにより両チームのブランド力がさらに強化される期待が高まります。
アランマーレを運営するプレステージ・インターナショナルは、地域貢献と女性の活躍を促進する企業として知られています。その中で、約5,000人の従業員の7割を女性が占めており、地域とのつながりや女性支援をキーワードに成長してきました。この姿勢がアランマーレ設立の背景にあり、チームのスローガン「地域と共に成長し、女性応援のシンボルとなる」という理念に繋がっています。
ヒュンメルもまた、女性スポーツの発展を支援するために全力を尽くしており、そのビジョンは「CHANGE THE WORLD THROUGH SPORT(スポーツを通じて世界を変える)」というメッセージに集約されています。双方の価値観の一致により、今回の戦略的な契約が実現しました。
ユニフォームデザインの魅力
新しくデザインされたユニフォームは、アランマーレの名前に由来する色彩やモチーフがふんだんに取り入れられています。アランマーレとは、イタリア語の「arancia」(オレンジ)と「mare」(海)を組み合わせた言葉で、コーポレートカラーのオレンジと地域の海を象徴しています。
新デザインでは、オレンジを基調にネイビーで切り取った半円が特徴で、これは水の流れと日本海の波を表現しています。さらに、アランマーレが10周年を迎えるにあたり、10本のラインでその歴史を象徴しています。このユニフォームには、オリジナルの「Aranmare」ロゴと新たに設定されたチームエンブレムが共存し、シーズン限定の特別なデザインとなっています。
ヒュンメルの取り組み
ヒュンメルの事業部部長である南剛氏は、「スポーツを通じて多様性を広めることに加担し、女子アスリートの強化もその一環です。アランマーレとの提携を通じて、地域活動や女性支援にも積極的に関与したい」と語ります。
プレステージ・インターナショナルのコメント
アランマーレの事業部ディレクター、米田大介氏も「ヒュンメルとの協力は新たな挑戦の始まりであり、地域との深い結びつきを高めながら、女性スポーツの新しい可能性を開拓することを目指している」とコメントしています。これから10年にわたり、このパートナーシップがもたらす成果が待たれます。
おわりに
デンマークからの信頼できるブランドとの提携により、アランマーレ山形と富山のチームは新しい章への第一歩を踏み出しました。この契約が、スポーツを通じて地域や女性たちが輝く未来を築く一助となることを期待しています。ヒュンメルが提供するユニフォームが選手たちにとって誇りとなり、さらにその魅力を地域に広めることに寄与することを願っています。