コクヨとFramery、新たなオフィス環境に向けた提携
コクヨ株式会社が、フィンランドの防音ブースメーカーFrameryと販売代理店契約を結び、2026年1月より同社の高品質オフィス向けブース製品を日本で販売することが決まりました。この契約は、今の働き方やライフスタイルの変化に応じた新しいオフィス環境の提供を目指すものです。
販売代理店契約の背景
コクヨは、2021年に「CCC2030」という長期ビジョンを策定し、自社の役割を「WORK & LIFE STYLE Company」と見直しました。この中で、文具や家具に固定せず事業領域の拡大を進めています。さらに、2025年度から始まる第4次中期経営計画「Unite for Growth 2027」では、ファニチャー事業での強みを活かし、既存の事業とのシナジーを強化することを掲げています。
このような戦略に基づき、近年の働き方の多様化やサステナビリティへの関心が高まっていることを背景に、コクヨはFrameryとの提携を決定しました。これにより、オフィス環境やワークスタイルに求められる新たな価値観に対応し、快適で集中できる環境を提供していく予定です。
取り扱い製品の特徴
Frameryは、世界中のオフィスや公共空間での採用実績を持つ企業です。彼らの製品は、独自の設計思想と高い製造品質により、デザイン性と機能性を兼ね備えています。今回、コクヨが取り扱うことになったFrameryの製品は、遮音性、換気性能、デザイン性に優れたブース(1人用、4人用、6人用)で、日本市場向けに販売される予定です。
この契約を契機に、ブースカテゴリーを含む空間構成家具の提案をさらに強化し、コクヨ独自の可動式ブース「WORKPOD」シリーズとFramery製品のラインアップを組み合わせて、顧客の多様な働き方に応じた最適なソリューションを提供します。
発売日と価格情報
新製品の発売は2026年1月を予定しており、メーカー希望小売価格は工事単位により異なるため、詳細は見積もりを通じて提案されます。
Frameryについての情報
- - 社名: Framery Oy(フィンランド本社)
- - 事業内容: オフィス・商業空間向け家具の企画・製造・販売
- - 設立年: 2010年
- - 公式ウェブサイト: 日本語サイト | 英語サイト
この提携により、コクヨは日本国内のオフィス環境を一新する新たな一歩を踏み出しました。今後の展開に注目です。