時計の四季を生み出す「ノモス グラスヒュッテ」
近年、日本の時計愛好者に急速に人気を集めているドイツの時計ブランド「ノモス グラスヒュッテ」。その名が広まる中、2019年9月5日、「Four Seasons」という魅力的な日本限定モデルの発売を発表しました。このコレクションは、ドイツの伝統的なモノ作りと、日本の伝統工芸技術が奇跡のように融合した時計です。
ノモス グラスヒュッテの背景
ノモス グラスヒュッテは1990年、ドイツの時計産業の中心地であるグラスヒュッテにて創業されました。設立当初から、オリジナルのムーブメントの製造をグラスヒュッテで行い、デザインはベルリンのスタジオで手がけています。特に、そのデザインはドイツ工作連盟やバウハウスの理念を色濃く反映しており、これまでに150以上のデザイン賞を受賞しています。
その優れた品質とデザインの成果により、ノモスは国内外で高い評価を受けており、「グラスヒュッテ」の名を冠した時計としても信頼されています。これは、厳格なルールに基づき、ムーブメントの50%以上がグラスヒュッテ内で生産されていることの証でもあります。
四季を表現した美しいデザイン
「Four Seasons」コレクションは、特に日本の四季をテーマにした4つの異なるモデルで構成されています。それぞれのモデルは、季節を象徴する色彩と素材を用いて作り出されています。モデルは以下の通りです:
1. タンジェント「秋・茜」
アカネ色に染められたストラップと外周リングで、温かみのある印象を与えます。このモデルは、紅葉や秋の夕焼けをイメージして作られ、心温まる風合いを持っています。
- TN35AKI: ¥260,000+税
- TN33AKI: ¥245,000+税
- 限定数:40本と60本のみ
- ケースサイズ:直径35mm、厚さ6.6mm
2. タンジェント「冬・屋久杉」
屋久杉の重厚感を表現するグレーと、シンプルなデザインが冬の静寂を感じさせます。そして、独自の技術で抽出した屋久杉の染料を使うことで、他にはない質感を実現。
- - 価格:¥260,000+税
- - 限定数:100本
- - ケースサイズ:直径35mm、厚さ6.6mm
3. タンジェント「春・槐樹」
新緑をイメージした若葉色と、草木染めで表現された珍しい黄色のストラップが春そのものを感じさせます。このモデルは、槐樹の花をモチーフにした色彩でデザインされており、春の息吹を伝えています。
- TN35HARU: ¥260,000+税
- TN33HARU: ¥245,000+税
- 限定数:60本と40本
- ケースサイズ:直径35mm、厚さ6.6mm
4. タンジェント「夏・藍」
青空や海の美しさをイメージさせる藍色のデザイン。ブルースティールの針とのコントラストが美しく、夏を感じさせます。
- - 価格:¥280,000+税
- - 限定数:100本
- - ケースサイズ:直径38mm、厚さ6.8mm
限定版の特典
このコレクションを4本セットで購入された方には、特製の桐製コレクションボックスが付属します。
これらのコレクションはすべてステンレススティールケースで、ムーブメントも自社製の自動巻き。草木染めのカーフストラップが付いており、日常生活防水にも対応しています。手に取るたびに、四季の確かな記憶が蘇ることでしょう。
日本市場への期待
ノモス グラスヒュッテは、日本の文化や自然を重視し、それを時計に取り込む姿勢が評価されています。20周年を迎えた大沢商会とのパートナーシップは、今後さらに新しい時計文化の創造へとつながることでしょう。この四季限定モデルは、その第一歩となるのかもしれません。時計愛好者にとっては、手に入れる価値のある特別なモデルです。