商船三井内航が新機能「レポート管理」を導入
株式会社ザブーンが開発・運営する船舶管理プラットフォーム「MARITIME 7」において、商船三井内航が新機能「レポート管理」を導入したことが発表されました。この革新的な機能は、内航船における運航管理の効率向上を目指し、特に従来のかさばる作業を軽減する役割を果たします。
MARITIME 7導入の背景
内航運航では、船舶運営に必要な情報をまとめる際、これまでFAXや紙ベースの手続きが主流でした。しかし、この方法には様々な課題がありました。ナビゲーションや燃料の消費量の把握の遅れが発生し、それが運航効率に影響を及ぼす要因となっていました。
「MARITIME 7」の新機能により、これらの情報をリアルタイムでクラウド上に一元管理できるようになるのです。これにより、船舶の位置情報や燃料消費の状況を即座に把握できるようになります。運航の効率化はさることながら、配船計画の最適化にも寄与することが期待されています。
さらに、このシステムは環境への配慮も兼ね備えています。CO2排出量の管理が容易になることで、商船三井内航が運航する環境対応船の公表や評価が簡単に行えるようになります。この新たな取り組みは、より持続可能な海運業界の発展を促進するものであり、全体の環境負荷を軽減するための重要なステップとなるでしょう。
株式会社ザブーンとは
株式会社ザブーンは「船舶管理のスタンダードをつくる」というビジョンの下、内航・外航船向けに多様な船舶管理機能を提供しています。特に、船員の労務管理やレポート機能を搭載することで、デジタルトランスフォーメーション(DX)による業務の効率化を推進しています。アプリ化も積極的に進めており、電波の届かない海域でもオフラインでの使用が可能です。
2022年に初めてプロダクトをリリースして以来、すでに6,000名以上の船員がこのプラットフォームを利用しています。ザブーンは、今後も海運業界における地位を確立すべく、海外展開に向けた準備を進めており、目指すは世界の船舶管理プラットフォームの頂点です。
結びに
この「レポート管理」の導入は、商船三井内航にとって大きな意味を持つ一歩です。今後の海運業界は、効率や環境配慮といったテーマがますます重視されるでしょう。ザブーンの革新によって、多くの船舶が時代の変化に適応し、より良い運航が行われることが期待されています。
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