北陸銀行、ムゲンエステートに5億円融資！ESG経営を推進する不動産開発支援

北陸銀行、ムゲンエステートの成長を5億円融資で支援

北陸銀行は、東京都千代田区に本社を置く株式会社ムゲンエステートに対し、5億円規模の融資を実行しました。この融資は、同銀行が提供するサステナブルファイナンス「ポジティブ・インパクト・ファイナンス型（PIF型）」によるもので、東京地区における同ファイナンスの第一号案件となります。

ムゲンエステートは、中古不動産の買取再販、不動産開発、不動産特定共同事業、不動産賃貸事業を展開する企業です。今回の融資は、同社の成長事業である不動産開発事業に充当され、環境に配慮した資材や設備の導入による付加価値の高い物件開発に活用されます。

環境配慮と持続可能な社会への貢献

ムゲンエステートは、持続可能な社会の実現を目指し、環境問題への配慮を経営戦略の中心に据えています。TCFD提言に基づく情報開示や、環境・社会問題の解決に資する取り組みを積極的に推進することで、ESG投資家の信頼を高め、企業価値向上を目指しています。

今回の融資においても、環境負荷低減に繋がる取り組みが評価され、資金調達に成功しました。北陸銀行は、融資期間中、ムゲンエステートのKPI（主要業績評価指標）をモニタリングすることで、環境配慮型の開発が着実に進められているかを確認していきます。

具体的な取り組みと今後の展望

ムゲンエステートは、KPIとして「買取再販不動産の売上高541億円の達成」を目標に掲げています。これは2023年度の実績（461億6300万円）を上回る野心的な目標です。

北陸銀行によるインパクト評価では、ムゲンエステートの取り組みが国連環境計画・金融イニシアティブ（UNEP FI）が公表しているポジティブ・インパクト・ファイナンス原則に則っていることが確認されています。また、株式会社日本格付研究所（JCR）による第三者意見（外部レビュー）も取得しており、評価の透明性と信頼性が確保されています。

ムゲンエステートは、今回の融資を機に、環境配慮と経済成長の両立を目指す事業展開をさらに加速させ、持続可能な社会の実現に貢献していくことが期待されます。北陸銀行にとっても、ESG投資を推進する上で重要な一歩となるでしょう。