無人宿泊体験を進化させる「TOMARO+」と「alie+」の連携
株式会社パレスリンクが展開するチェックインSaaS「TOMARO+」は、株式会社アクセルラボが提供する宿泊業界のIoTサービス「alie+ スマートホテル」との連携を開始しました。このコラボレーションにより、宿泊施設の完全無人化を実現する新しいソリューションが登場します。
■ 連携の背景
現在、日本の宿泊施設は人手不足に直面しています。この状況に対応するため、パレスリンクは「TOMARO+」を通じてチェックイン業務の省人化と無人化を目指しています。同サービスは、QRコードを設置するだけで運用を始めることができ、多くの宿泊施設から好評を得ています。特に、大規模なホテルではフロント業務の負荷軽減、小規模な施設では無人化のソリューションとしての導入が進んでいます。
チェックイン業務の中でも課題となるのは「鍵の受け渡し」です。ゲストの本人確認後に、適切な部屋の鍵を渡さなければなりませんでした。しかし、「TOMARO+」と「alie+スマートホテル」の連携により、スマートフォンを使って本人確認や鍵の解錠・施錠が可能となり、国内外のゲストにとっても利便性が向上します。
■「alie+ スマートホテル」とは
「alie+スマートホテル」は、IoTを活用したルームコントロールシステムをベースにしたサービスです。その機能には、客室の照明や空調、家電の操作、センサーによる在室確認、さらには窓の閉め忘れ検知などが含まれ、ゲストの宿泊体験を一層向上させます。また、宿泊施設の多様な課題を解決するために、IoT技術を用いた導入が容易であることもその大きな魅力です。
■ 連携の詳細
「TOMARO+」と「alie+スマートホテル」の連携により、ゲストは自身のスマートフォンを用いて、スムーズなチェックインから入室までの体験を享受できます。具体的な手順は以下の通りです。
1.
宿泊者名簿の事前入力:宿泊施設の予約が完了したら、ゲストは自身のスマートフォンから所定の名簿を入力します。入力後にはチェックイン方法を記載したメールが届きます。
2.
セルフチェックイン:宿泊当日、メールに従って専用WEBページを開き、QRコードをスキャンしてチェックインを行います。
3.
スマートロックの解錠:チェックインが完了すると、スマートロックの解錠画面が表示され、自分の部屋の鍵を開けて入室します。解錠は、WEBページまたはスマートロックのキーパッドから行えます。
■ TOMARO+とは
「TOMARO+」は、ゲストのスマートフォンを通じて宿泊施設のフロント業務を削減し、快適な滞在を可能にするモバイルチェックインソリューションです。QRコードを設置するだけで簡単に運用が開始でき、現場の業務をより効率的にする手助けをしています。
■ 今後の展望
今後は、「TOMARO+」のゲストコンシェルジュサービス「eRoom」から、客室のルームコントロールが可能になる機能の開発を進める予定です。これにより、ゲストは一つのアプリでチェックインから客室設備の操作までを行なうことができ、宿泊体験がさらに向上していくでしょう。
会社概要
株式会社ACCEL LAB
株式会社パレスリンク
これらの新たな取り組みは、宿泊業界の未来に向けた重要な一歩となるでしょう。