ストラタシス、アディティブ製造の新たな可能性を提供
ストラタシスは、アディティブ製造(3Dプリンティング)の分野で新たな革新をもたらしました。アメリカのミネソタ州ミネトンカおよびイスラエルのレホボトに本社を置く同社は、既存のシステムの機能を拡大し、使いやすさを向上させる新しいソフトウェアと材料を導入することを発表しました。この新しいポートフォリオは、様々な業界に対応したアディティブ製造ソリューションを提供します。
新材料の導入
新しく発表された材料の中には、F3300®プリンタ用のULTEM™ 1010フィラメントや、ストラタシス J3/J5™プリンタ向けのPolyJet ToughONE™ Whiteが含まれています。また、GrabCAD Print Pro™に追加された「Measurement-Based Warped Modeling」ソフトウェアもポイントです。これらのイノベーションにより、ストラタシスはアディティブ製造の普及と成長を促進する意図を明らかにしました。
ストラタシスのチーフ・ビジネス・ユニット・オフィサー、リッチ・ガリティ氏は、「これらの革新は、製造業者がアディティブ製造を導入する際に直面する現実的な課題を解決するために設計されています。当社は、顧客との緊密な連携を通じて、導入の障壁を低減し、高度な生産ワークフロー全体でアディティブ製造の価値を引き出すよう努めています」と述べました。
ULTEM™ 1010 resinの特長
特に注目すべきは、ULTEM™ 1010 resinの登場です。この材料はF3300®プリンタに対応しており、優れた耐熱性を持ち、航空宇宙グレードの高温用部品の製造を可能にします。また、このフィラメントは、複合材用治工具の精度と信頼性を維持しつつ、過酷な環境下での使用が可能であるため、製造業者にとっては大きな強みになります。長時間の生産ラインに対応した大容量スプールでの提供も開始される予定で、効率的な部品生産が期待されています。
実用的な光硬化性材料
ストラタシスは、Originプリンタ用のP3™ Deflect™ 110樹脂も発表しました。これは、自動車用コネクタやブラケット、治工具に対応し、高温や機械的負荷に耐える部品の生産を可能にします。また、Origin® 3Dプリンタ向けのLoctite® 3D IND3785 Low Migrationは、食品や製薬環境での使用に適しており、米国FDAおよびEU規制に準拠し、小ロット生産に対応しています。
さらに、J3およびJ5システム用のPolyJet ToughONE Whiteは、試作製品の耐久性を格段に向上させ、高性能なプロトタイピングを実現します。これにより、設計チームは迅速に反復設計や検証を行うことができるようになります。
精度を実現する新機能
新しいGrabCAD Print Pro™の「Measurement-Based Warped Adapted Modeling」機能は、Origin®P3™プラットフォーム上で精度を向上させることができます。測定された寸法データを基に反りを自動的に補正し、複雑な部品の精密なアディティブ造形を実現します。
新技術に関する展示会
ストラタシスは、4月14日から16日に開催される「RAPID + TCT Conference」に出展し、これらの新しいソフトウェアやハードウェアのデモを行います。来場者はストラタシスのブース(ブース番号1601)で詳細を確認することができます。
ストラタシスの役割
ストラタシスは、航空宇宙、自動車、消費財、医療などの業界に対し、アディティブ製造の革新を提供しています。先進的な企業が製品設計の変革、生産性の向上を図る中で、ストラタシスの技術はその中心的役割を果たしています。日本国内では、東京都に本社を置くストラタシス・ジャパンが3Dプリンタや材料の販売、造形サービスを提供しています。ストラタシスの詳細については、公式ウェブサイトをご覧ください。