経堂やまうちクリニック、「不眠外来」を開設
世田谷区経堂にあるやまうちクリニックが、現代人の睡眠問題に着目し、「不眠外来」を開設しました。長年地域医療に携わってきた同クリニックは、患者から寄せられる睡眠に関する相談の増加を受け、この新たな取り組みをスタートさせました。
内科医による総合的な不眠治療
本外来は、うつ病や精神疾患が原因ではない、生活習慣や加齢による不眠に悩む30代以降の方を対象としています。
まず、不規則な起床時間、運動不足、日光浴不足、偏食、スマホの使いすぎといった現代特有の生活習慣が原因と考えられる場合は、生活習慣の改善指導からアプローチします。
さらに、加齢による不眠、特に潜在患者が多いとされる睡眠時無呼吸症候群の治療にも力を入れています。内科クリニックならではの体制で、気軽に相談、検査、治療を受けられる環境を整えています。
睡眠薬の処方について
必要に応じて睡眠薬を処方しますが、副作用の強い薬剤は避け、自然な眠りを誘うホルモンと同様の作用を持つ薬剤や、習慣性がないとされる薬剤を使用します。薬物治療に頼らない、根本的な解決を目指した治療を心がけています。
質の高い睡眠がもたらす効果
睡眠は、成長ホルモンの分泌を促し、体の修復を行うことで健康維持増進に繋がります。また、脳の老廃物を洗い流し、記憶力や認知機能の向上にも役立ちます。質の高い睡眠は、アンチエイジング効果も期待できます。
一方、不眠は、心身の不調、生活習慣病の悪化、体重増加など、様々な悪影響を及ぼします。
睡眠時無呼吸症候群の危険性
睡眠時無呼吸症候群は、いびきが大きくなるだけでなく、重症化すると命に関わる危険性も秘めています。加齢による喉の筋力低下や肥満により気道が狭くなり、呼吸が止まることで、血中の酸素濃度が低下し、動脈硬化や心不全などのリスクが高まります。また、日中の強い眠気は、交通事故などの危険性も高めます。
やまうちクリニックの不眠治療
やまうちクリニックでは、生活習慣改善指導、薬物治療に加え、睡眠時無呼吸症候群には持続性陽圧呼吸療法(CPAP)、不眠による様々な弊害へのアンチエイジング目的で成長ホルモン補充療法にも対応しています。
具体的な治療内容と費用
睡眠薬の処方:自然な眠りを誘う薬剤を使用。費用は処方内容により3,000~6,000円/月(3割負担の場合)。
持続性陽圧呼吸療法(CPAP):鼻にマスクを装着し、空気を送り込むことで気道を確保。検査費用は初回2,800円、2回目11,500円(必要時)、レンタル費用は4,000~4,500円/月(3割負担の場合)。
成長ホルモン補充療法:成長ホルモンを注射で補充。検査費用4,000円、1本40,000円(約1か月分)、器具代金5,000円(初回のみ)。※保険適用外
※初診料は3,300円
地域社会への貢献
やまうちクリニックは、地域住民の健康増進に貢献するため、不眠治療に積極的に取り組んでいます。「いびきが大きい」「朝すっきりしない」など、少しでも気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
クリニック概要
クリニック名: 医療法人社団梢愛会 やまうちクリニック
院長: 山内忠男
住所: 〒156-0052 東京都世田谷区経堂1-22-16
電話番号: 050-3146-4284
最寄駅: 小田急線経堂駅 徒歩1分
診療時間: 9時~20時30分(不定休)
ウェブサイト:
https://yamauchiclinic.com