鶴吉羊羹、NY進出
2019-12-25 00:00:05
ニューヨークから世界へ、鶴吉羊羹が発信する柿田川湧水の魅力
ニューヨークで発信される和の魅力
静岡県熱海で製造される鶴吉羊羹が、ニューヨークのイベント「YOKAN COLLECTION IN NEW YORK」に出品され、世界に向けたプロモーションの第一弾として注目を集めている。このプロジェクトは、柿田川湧水を基盤にした文化を広めることを目的としており、特にその品質と味わいが重視されている。
特別な羊羹の使用
今回のメイン商品である鶴吉羊羹は、熱海産のダイダイを使用。それに加え、清水町から提供された特別な柿田川湧水も使用されている。この湧水は富士山の伏流水であり、名実共に静岡県の特産品としての価値が十分に発揮されているほか、同水を使った藤枝抹茶やフランスのレミーマルタンを使用した高級羊羹も展示されている。
文化のつながりを大切に
清水町の「柿田川価値の維持と高め続ける取組み」というビジョンは、羊羹を通じて湧水の魅力を広めるものである。このような試みは、地域の特性を活かしながら、日本の伝統文化を世界に伝える重要な役割を果たしている。文化交流は、地域の企業と連携することで、さらに強固なものとなり、新しい魅力の創出につながるだろう。
海外展開の成功とインスピレーション
今回の出展は、シンガポールに次いでのニューヨークでの展示となり、多くの反響を呼んだ。企業としては常磐木羊羹店の前澤龍也専務と前澤綾乃常務がプロジェクトに参加し、彼ら自身も多くのインスピレーションを受け取ったという。特に、ニューヨークでの経験は、来年に向けた新たなプロジェクトの足がかりとして注目されている。
コラボレーションとメディアの反響
イベントでは、在ニューヨーク日本国総領事館や大使公邸でのレセプションパーティーも行われ、そこでも日本文化が紹介される機会が設けられた。特に前澤綾乃常務による茶道のデモンストレーションは、海外メディアにも取り上げられ、鶴吉羊羹の素晴らしさをアピールする一助となった。
また、米ファッションデザイナーの娘で、全国にキャンディーバーを展開するディラン・ラルフローレン氏とのコラボレーションも実現し、スイーツ界の業界人に広く認知されることとなった。これにより、より多くのニューヨーカーに日本のスイーツの魅力を知ってもらう機会が生まれた。
学ぶべき点と今後の展開
今回のプロジェクトは、清水町役場と地元企業の深い協力体制によって実現したもので、「柿田川湧水文化づくりがつなげた新たな人との出会い」が大きなテーマとなっている。この取り組みを通して、地域の未来を一緒にクリエイトしていく姿勢がとても大切であることが再認識された。今後も常盤木羊羹店は、ニューヨークでの知見を活かし、地域文化をさらに広げていく意向を持っている。
まとめ
鶴吉羊羹はニューヨークの舞台を通じて、多くの新しい出会いや文化を育むことができた。このような国際交流を大切にしながら、今後も静岡県熱海市の特産品である羊羹が世界の舞台で輝くことを期待したい。
会社情報
- 会社名
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有限会社常盤木羊羹店
- 住所
- 静岡県熱海市銀座町9-1常盤木羊羹店總本店
- 電話番号
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0557-81-4421