人権デューデリジェンスセミナー開催迫る!~責任あるサプライチェーン構築に向けて~
近年、グローバルなサプライチェーンにおける人権問題への関心が高まっています。2011年に策定された「ビジネスと人権に関する指導原則」を契機に、欧州を中心に人権デューデリジェンスの重要性が認識され、企業の責任が問われる時代となりました。
特に、日本は2021年のアメリカ国務省人身取引報告書において、技能実習制度が問題視され、国際的な批判にさらされています。少子高齢化が加速する日本において、外国人労働者は経済社会を支える重要な存在であり、その人権保護は喫緊の課題となっています。
このような背景の中、2月2日に浜松市で「日本企業における人権デューデリジェンス~責任あるサプライチェーン等における人権尊重の取り組みを考える~」セミナーが開催されます。本セミナーは、SDGsの目標8「働きがいも経済成長も」、目標10「人や国の不平等をなくそう」にも合致する、非常に重要な取り組みです。
セミナー内容
セミナーでは、第一部として国際労働機関(ILO)駐日代表の高﨑真一氏による基調講演「日本企業における人権デューデリジェンス~世界に選ばれる企業であり続けるために~」が行われます。高﨑氏は、長年にわたる政府機関や国際機関での経験を活かし、日本企業が人権デューデリジェンスに取り組む意義や具体的な方法について、分かりやすく解説する予定です。
第二部では、「多様な人が活躍し続ける企業と新たな価値の創造に向けた可能性」をテーマとしたトークセッションが予定されています。高﨑氏に加え、スズキ株式会社代表取締役社長の鈴木俊宏氏も登壇。モデレーターには株式会社国際社会経済研究所理事長の藤沢久美氏を迎え、活発な議論が展開されることでしょう。2040年には、日本の労働者人口の約3倍の外国人労働者が必要になると言われており、人権尊重に基づいた外国人労働者の受け入れ体制の構築が、日本の未来を担う上で極めて重要であることを、改めて認識する機会となるでしょう。
参加者プロフィール
高﨑真一氏: 東京大学法学部卒業後、厚生労働省に入省。様々な要職を歴任し、2020年6月よりILO駐日代表を務める。
鈴木俊宏氏: スズキ株式会社代表取締役社長。自動車産業におけるリーダーとして、企業の社会的責任を果たす上で人権デューデリジェンスの重要性を理解している。
藤沢久美氏: 株式会社国際社会経済研究所理事長。国際的な視点から、企業の社会的責任や持続可能な社会の構築について深い知見を持つ。
まとめ
本セミナーは、企業の責任ある行動、持続可能な社会の実現、そして日本の未来を担う上で極めて重要なテーマを取り上げます。人権デューデリジェンスへの理解を深め、企業が積極的に取り組むきっかけとなることを期待しています。参加ご希望の方はお早めに申し込みください。締め切り間近です!
セミナー詳細
日時:令和5年2月2日(木) 14:00~16:00
場所:グランドホテル浜松 孔雀の間(浜松市中区東伊場1-3-1)
参加費:資料代として2,000円(当法人会員は無料)
定員:120名(先着順)
主催:一般社団法人グローバル人財サポート浜松
協賛:静岡銀行、浜松いわた信用金庫
* 申込み:
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSckBrSr5_uj8rEM7kG1NoAhjopKL5aQvkaa3x0bujZBqZ8sLA/viewform?usp=sf_link