2026年卒エンジニア学生向け 人気企業ランキング発表
株式会社サポーターズが発表した「2026年卒エンジニア就活人気企業ランキング」では、過去のデータを基に223件の学生の回答を集計。その結果、注目すべき企業が明らかになりました。特に、1位にはLINEヤフー株式会社が選ばれました。この企業は、昨年度調査では4位でしたが、サマーインターンシップの取り組みなどが評価され、急上昇しました。
インターンシップの充実が評価
LINEヤフーは、実際の業務現場での体験型インターンシップを提供していることで人気を集めています。このプログラムでは70を超える異なるコースが用意されており、学生たちは自分の興味に合ったコースを選ぶことができます。多様なプログラムにより、エンジニアとしてのスキルや職場文化を実体験できる点が、多くの学生の志望動機にもつながっています。
一部の学生たちからは、「インターン体験によって、実際のエンジニアたちの姿を見られ、社風に魅力を感じた」というコメントが寄せられ、非常にポジティブな評価を得ているのが特徴です。こうした実体験は、エンジニア学生にとって重要なステップとなっており、採用活動における企業の価値が高まる要因でもあります。
主なランクイン企業とその特徴
ランキングには、LINEヤフー以外にも多くのメガベンチャーや大手SIerが名を連ねています。具体的には、インターネット業界やITコンサルティング会社が目立つ結果となり、特にインターネット系企業に対する学生たちの興味が大きく見られました。
また、2010年以降に設立されたスタートアップ企業もランキングに食い込む中、PKSHA TechnologyやLayerXが評価されるなど、若い企業の台頭も無視できません。これにより、ハイクラスエンジニア学生たちの間で、成長 possibilites が感じられる環境が評価されていることがわかります。
志望理由に見られる学生のニーズ
企業に対する学生の志望理由には「成長しやすい環境」や「柔軟な働き方」が多く含まれ、単に給与だけでなく働くことの意味を見いだす若者が増えていることを示しています。また、「雰囲気」や「待遇」も重視される要素となってきており、特にスタートアップ企業がこの点で高評価を得ているのは、他の業種に比べて自由度が高いことが影響していると考えられます。これは、企業の採用活動においても大きなポイントです。
IT産業以外のエンジニア不足
日本国内において、IT人材の約7割がIT産業に従事しているというデータがありますが、これは他国と比べて非常に高い数字です。この状態は、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進の観点からも課題が多く、本調査の結果からも明らかです。企業がエンジニア採用を進めるにあたり、IT産業以外においても条件を見直し、環境を整える必要があります。
現在、トップ30に登場する企業の大半がIT業界で占められており、今後はIT以外の企業でも、求められるスキルや成長機会を提供することが求められるでしょう。
調査概要
この人気企業ランキングはサポーターズが主催し、調査期間は2024年8月29日から2024年9月23日まで。調査対象となるのは2026年卒業予定のエンジニア学生で、有効回答数は223件という結果になりました。集計はWebアンケートという形で行われ、選ばれた企業はサポーターズのネットワークを通じて知名度の高い企業が中心です。
サポーターズは、学生と企業のマッチングを促進し、若者のキャリア形成に寄与しています。これからの利用企業の動向や学生のニーズに応じたサービス展開に、大いに期待が寄せられます。