社員の幸せ可視化
2026-08-25 11:44:23
社員の幸せを可視化する人的資本経営ツールが誕生
社員の幸せを可視化する人的資本経営ツールが誕生
EYストラテジー・アンド・コンサルティング(EYSC)は、近畿経済産業局が進める「BE THE LOVED COMPANY PROJECT」に基づき、人的資本経営を見える化するツールの導入を支援しました。このツールは、「社員の幸せ」を出発点に、企業が自社の経営を見直し、成長を促進するための道筋を示しています。
人的資本経営の重要性
日本の労働市場は、人口減少や人手不足が進行中です。こうした中で企業は、人材を単なるコストと捉えるのではなく、価値創造の源泉として意識する必要があります。 EYSCは、近畿経済産業局と共に、社員の幸せを中心に据えた企業の成長モデルを探求し、約70社の中小企業を対象に調査を行いました。調査結果から、「組織のあり方」や「仕事のあり方」、さらには「個人のあり方」を整理した「BE THE LOVED COMPANY MAP」を作成し、企業の成長に向けた指針を展開しています。
ツールの開発プロセス
EYSCは、近畿経済産業局が収集した実態の知見を基盤に、人的資本経営の理論と実践を融合した「人的資本相関可視化ツール」を開発しました。ツールは主に次の3つの要素で構成されています。
1. 相関フレームワーク:組織、仕事、人材の相互作用が企業価値向上につながる循環構造を整理。
2. インジケーター領域・アウトプット領域:心理的安全性や自己理解、関係性、仕事設計などの組織・人材の状態を可視化し、企業価値を測定するための成果指標を作成。
3. 調査票(サーベイ):社員と経営者へのサーベイを通じて「人・組織」の状態を可視化。
開発にあたり、様々な国の人的資本や組織論に関する知見を参照しつつ、近畿経済産業局が調査で得た情報との整合性を重視しました。これにより、LOVEDプロジェクトの特性を損なうことなく抽象化を行い、指標化を進めました。
ツールの成果と今後の展望
試験的に10社に導入された結果、ツールが示す「社員の幸せ」を核とした企業には、共通の成長傾向が見られることが確認されました。また、各企業の強みや組織特性の多様性も浮かび上がり、人的資本経営には多岐にわたる実践パターンが存在することが判明しました。
この取り組みに加え、大阪、福岡、東京で開催されたイベントでは、参加企業間の交流が促進され、人的資本経営を学ぶ場が設けられるなど、地域を越えた共感が確認されました。LOVEDプロジェクトの理念が全国に広がることが期待されており、地域経済の活性化にも繋がると考えられています。
EYSCの水野 昭徳ピープル・コンサルティングパートナーは、次のように述べています。「多くの企業が人的資本経営の実践に苦しむ中、本プロジェクトは『社員の幸せ』を出発点とした先進的な試みとして、多くの企業にとって参考になるでしょう。地域で育まれた知見をデータとフレームワークで可視化し、経営変革を促し企業価値の向上を実現するモデルです。」
今後もEYSCは、人的資本経営の実装を通じて企業の持続的成長を後押しし、地域社会にも貢献していくという使命を果たすでしょう。これからの展開に目が離せません。
会社情報
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EY Japan
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