ベルテックス静岡、全ホームゲームでのカーボンオフセットを発表
プロバスケットボールリーグB2に所属する「ベルテックス静岡」が、2024-25シーズンの全30試合におけるカーボン・オフセットを実施することが発表されました。この取り組みは、同チームの運営会社、株式会社VELTEXスポーツエンタープライズと静岡ガス株式会社の共同により進められます。
カーボンオフセットとは?
カーボンオフセット制度は、排出される二酸化炭素(CO2)を他の場所で削減することで相殺する手法です。具体的には、減らせるCO2排出量を削減努力した上で、どうしても排出する分についてはその分の削減活動に投資することで、全体の排出量をバランスさせるものです。この取り組みは、今季も静岡ガスが保有するJークレジットを通じて実現します。
具体的な取り組み内容
昨季から継続しているこのプロジェクトでは、全30試合でのCO2排出量を正確に算定し以下の点を考慮します;
1. 試合会場の電力使用
2. 廃棄物の処理
3. 選手やスタッフの移動に伴う排出量
これにより、試合ごとの環境負荷を把握し、持続可能な運営を目指します。
関係者のコメント
VELTEXスポーツエンタープライズの松永社長は、「自社の理念である”スポーツで日本一ワクワクする街へ”を実現するためには、地域の環境問題にも配慮していきたい。」と語り、地元振興と環境保護の両立を強調しました。また、静岡ガスの内藤常務執行役員は、「地域の未来を担う子どもたちに向けた取り組みを今後も続けていきたい。」と述べ、子どもたちのための環境教育にも触れました。
地域への影響
このカーボンオフセットの取り組みは、地域社会にとっても意義深いものです。スポーツを通じて地域の活性化に寄与するだけでなく、環境に対する配慮も同時に行うことで、地域に根ざした持続可能な未来を築ける可能性が高まります。地域の生活や価値観を反映したこのプロジェクトは、静岡県の他団体や企業にも良い影響を与えることでしょう。
おわりに
ベルテックス静岡は、地域社会にとって誇りであり続けるために、今後も新たな挑戦を続けていきます。カーボンオフセットに取り組むことでスポーツイベントを楽しむ一方で、環境に優しい活動にも意識を向ける機会として、2024-25シーズンのホームゲームを訪れるファンにとってより一層特別な体験になることでしょう。