那須郡に新たな子どもたちの居場所誕生!『Apple Park』開所
栃木県那須郡那須町に、子どもたちの安心できる居場所『Apple Park』が誕生しました。11月9日に行われた開所式には、関係者や地域住民らが集まり、子どもたちの未来への期待を込めた祝賀ムードに包まれました。
『Apple Park』は、一般社団法人Apple Baseが運営する、家や学校以外の子どものための第三の居場所です。日本財団の「子ども第三の居場所」事業の一環として開設され、那須郡では初めての拠点となります。栃木県内では8拠点目となり、地域の子育て支援体制の強化に大きく貢献すると期待されています。
温水プールや図書室も完備!充実の施設環境
旧大同保育園の跡地を利用した『Apple Park』は、広々とした空間と充実した設備が魅力です。温水プール、図書室、学習スペースなどを備え、子どもたちが心身ともにリラックスして過ごせる環境が整っています。放課後には、学習支援や生活支援、様々な体験活動などを通して、子どもたちが社会を生き抜くための力を育むことを目指しています。
安心と信頼の環境づくり
Apple Baseは、2023年に那須塩原市に「Apple Base」を開設しており、そこで培ってきたノウハウを活かし、『Apple Park』でも子どもたちの小さな変化やSOSを見逃さない、安心して過ごせる環境づくりに力を入れています。常勤職員1名、非常勤5名、ボランティア数名体制で、月曜から金曜の放課後に開所しています。職員には元保育士や元教員も在籍しており、子どもたちの成長をしっかりとサポートします。
開所式の様子
開所式では、Apple Base代表理事の磯翔氏から、地域の子どもたちが安心して過ごせる居場所を提供し、地域全体で子どもたちの成長を支えていきたいという力強いメッセージが伝えられました。中外製薬株式会社からは、次世代を担う子どもたちへの支援への思いが語られ、日本財団からは事業への期待と関係者の連携強化が呼びかけられました。
地域と連携した子育て支援
Apple Baseは、那須塩原市、那須町、大田原市で児童関連事業を展開しており、学校法人磯島学園、株式会社726と連携しながら、学童保育、困窮家庭支援、不登校支援など幅広い活動を行っています。地域との連携を重視し、子どもたちを取り巻く環境全体を改善していく姿勢が、Apple Parkの取り組みを支えています。
「子ども第三の居場所」とは
「子ども第三の居場所」は、日本財団が中心となって推進する事業で、家庭や学校以外の子どもたちの居場所を提供し、自立に向けて必要な力を育むことを目指しています。全国に236ヶ所(2024年9月末時点)設置されており、『Apple Park』もその一翼を担います。
まとめ
『Apple Park』の開所は、那須郡の子育て環境の向上に大きく貢献するでしょう。地域全体で子どもたちの成長を支えるこの取り組みは、今後ますます注目を集めていくと考えられます。