SMAとeスポーツの出会い
2020-12-02 14:00:01
SMA当事者を応援するeスポーツイベントが大盛況!夢に向かって走り出す勇気を届ける
SMA当事者を応援するeスポーツチャレンジカップ
先日、神経筋疾患である脊髄性筋萎縮症(SMA)の当事者を対象にした『SMA eスポーツチャレンジカップ』が開催されました。このイベントは、参加者が夢を持ち続け、自らの成し遂げたいことに向けて努力する姿をサポートすることを目的としています。
イベントの構成と意義
本イベントは2部制で行われ、第1部ではSMAについての理解を深める講演が行われました。国立病院機構 北海道医療センターの石川悠加先生が、SMAの病態や治療の進展について詳しく解説しました。医療現場における最新の知見を交え、これまでの誤解や誤診の現状に触れ、参加者たちに希望の光をもたらしました。
続いて、田中栄一先生とSMA当事者の吉成健太朗さんによるパネルディスカッションが展開され、eスポーツが障がいのある方々にも提供する新しい体験の場について語られました。田中先生は「eスポーツは個々の障がいに応じてアプローチが可能で、仲間を増やすきっかけにもなる」と強調し、吉成さんは「eスポーツはフラットなコミュニケーションをもたらし、交流の場を提供してくれる」と述べて、その可能性を示唆しました。
エキシビションマッチの模様
第2部はタレントの倉持由香さんをゲストに迎えたエキシビションマッチからスタートしました。参加者たちは技術を駆使し、真剣勝負を繰り広げ、倉持さんもそのプレイに驚きの声を上げました。「吉成さんのスピード感に圧倒されました。楽しみながらも真剣に勝負する姿勢が素晴らしい」と倉持さんも感動。
本戦では、NTT東日本のeスポーツチーム「TERAHORNS」が協力し、参加者たちはこれまでの練習の成果を発揮しました。ゲームプレイは白熱し、周囲の観衆を魅了しました。優勝を果たした吉成さんは、困難ながらも「諦めずに勝ち進むことができました。SMAであっても選手としての誇りを持てました」とコメントしました。
SMAとその広がり
SMAは重度の筋力低下を引き起こす遺伝性疾患ですが、最近では治療法の進歩により、その生活の質が向上しています。このイベントは、SMAに関する理解とともに、障がい者スポーツの重要性を再認識させる機会となりました。バイオジェン・ジャパンは、貴重なスポーツ体験を通じて、SMA当事者の方々が社会と関わりを持てるようさらなる企画を実施していく方針です。
総括と今後の展望
SMAに向き合う人々のために、より良い社会環境を広げる活動が求められています。バイオジェンは『TOGETHER IN SMA』というウェブサイトを通じ、SMAに関する情報提供を行っており、支援材料や教材を用意しています。SMAの認識を深めるため、多様なコンテンツを制作し、理解を促進することに全力を尽くしています。これからも、SMA当事者が「スポーツによってつながること」ができる社会を目指し、活動は続いていくでしょう。
会社情報
- 会社名
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バイオジェン・ジャパン株式会社
- 住所
- 東京都中央区日本橋1-4-1日本橋一丁目三井ビルディング 14階
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