Kontrapunktが新たなタイプファウンドリーを発表
クリエイティブエージェンシーのKontrapunktは、40年にわたって培った書体デザインの専門知識をもとに、リテール向けの新しいタイプファウンドリー「Kontrapunkt Type」を立ち上げました。この発表は、同社がこれまで企業向けに提供してきた高品質なフォントを、より多くのデザイナーや企業が手軽に利用できる形で展開することを目的としています。
同社は過去に、LEGO、noma、Carlsberg、資生堂、三菱、日産、ASICS Tigerなどのグローバルブランドのためにカスタムフォントやワードマークを制作してきました。これらの経験をもとに、文化や業界を超えて機能するタイポグラフィシステムをそれぞれのブランドの目的や文脈に合わせて設計してきた実績があります。
今回の「Kontrapunkt Type」の立ち上げは、単なる新製品の発表ではなく、長年の技術と専門性をより多くの人々に届ける試みでもあります。日常的なデザイン作業に使いやすい汎用性の高い基礎書体を提供することを目指しています。
「40年にわたるタイポグラフィの経験を基盤に、品質と実用性を備えたフォントを、より多くの方に届けたいと考えています」と、KontrapunktのCEOであるヨハン・ラウェーツ氏は語ります。
3つの基礎書体ファミリー
新たに発表されたKontrapunkt Typeは、以下の3つの書体ファミリーからスタートします:
- - KP Duo Sans
- - KP Duo Serif
- - KP Spatial
KP Duo Sansは12スタイル、KP Duo Serifは24スタイル(Display / Text)、KP Spatialは14スタイルを展開しており、すべてのフォントはwoff2、otf、ttf形式で提供されます。KP Duo SansとKP Duo Serifは、同じプロポーションとメトリクスを共有しているため、異なる書体ジャンルながらも組み合わせて使うことができます。
Duo Sansは現代的でニュートラルなグロテスク体、Duo Serifはスクリーン環境に適したシャープで高コントラストなセリフ体です。一方、KP Spatialは幾何学的な構造を基に柔らかさと視認性を兼ね備えたサンセリフ体で、用途やサイズを問わず使用できます。Rasmus Michaëlis氏とTorsten Lindsø Andersen氏(Type Director / パートナー)は、「これらの書体は特定のブランドのためではなく、日常のデザインワークに幅広く活用できる基礎的なフォントとして設計されています」と述べています。
フォントの提供開始とライセンスについて
Kontrapunkt Typeのフォントは、2024年2月4日より公式ウェブサイトで提供が開始される予定です。ライセンス体系はシンプルで、企業の従業員数に基づいており、すべてのスタイルが含まれ、用途制限なく利用可能です。また、PowerPointなどへの埋め込みにも対応しています。さらに、トライアルフォントも用意されており、検証やコンセプト検討に活用することができます。
Kontrapunktは北欧のリーディングブランディングエージェンシーとして知られ、40年の歴史の中で、政府機関やNGO、大企業まで多数のブランディングプロジェクトを手がけ、デザイン賞も数多く受賞してきました。グラフィックデザインから空間デザイン、タイポグラフィ、デジタルデザインまで多岐にわたる領域でブランディングを一貫して行っており、機能美だけでなく心に響くデザインを提供しています。
日本法人である株式会社Kontrapunkt Japanは、東京都渋谷区神宮前に本社を構えており、グローバルブランド展開に向けたサポートも行っています。
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