離島の魅力を再発見するRAVENプロジェクト
株式会社ドローンエンタテインメントが立ち上げた
RAVENプロジェクトは、離島や村々を周り、独自のドローンで撮影された映像を通じて日本の現在の風景を見つめ直す試みです。特に、自然と人間の関係を浮き彫りにすることを目的とし、多様な地形や独特の文化が根づいている離島を巡ります。
上映会の概要
2024年11月1日(金)に東京日本橋の離島百貨店で開催される
RAVEN VISION 映像上映会では、参加者がドローン映像を通じて新たな視点で離島やその文化を体験できる内容が用意されています。この上映会は「なぜ、人間はそこに住むのか?」というテーマで、地形や気候が文化や生活をどのように形成してきたかを探求します。
開催情報
- - 日時: 2024年11月1日(金)19:00 - 20:00(18:30受付開始)
- - 場所: 離島百貨店(〒103-0022 東京都中央区日本橋室町2丁目4−3 日本橋室町野村ビル B1F)
- - 料金: 大人1,500円(税込、1ドリンク付)
- - 申込方法: Peatixにて事前決済
上映会後にはQ&Aや座談会も予定されており、参加者は直接プロジェクトメンバーと意見交換できる貴重な機会が提供されます。
過去の訪問地
RAVENプロジェクトはこれまでに、北海道焼尻島や新潟県粟島、長崎県五島列島の小値賀島・野崎島、熊本県天草諸島、高知県大川村など、多岐にわたる場所を訪れています。過去5回の撮影実績は800時間を越え、それぞれの地域が持つ独自の風景と文化を紐解く映像が完成しました。
小値賀島と野崎島について
長崎県の小値賀島は、広々とした平地と美しい海に沈む夕陽が特徴です。この地域の集落の屋根は、一様に同じ形をしており、自然環境がどのように人々の生活様式に影響を与えているかを示しています。対照的に、無人島となった野崎島では、潜伏キリシタンの集落跡が点在し、歴史的な背景を物語っています。この島もまた、自然の美しさと人間の営みが交錯しています。
天草諸島の魅力
さらに、熊本県の天草諸島では、豊かに広がるケスタ地形と、独特な文化が形成されています。ここでは、西側ならではの歴史的な出来事を体感し、潜伏キリシタンの歴史を感じることができる場面がたくさんあります。多様な自然環境と文化的背景が融合し、新たな視点を提供してくれます。
RAVENプロジェクトの理念
RAVENプロジェクトの名は、ワタリガラスに由来し、自然と人間の関係を多角的に分析することを目指しています。事前に対価を受け取ることなく撮影地を訪れ、観光地において切り取られた側面だけでなく、地域社会の本当の姿に触れることができる体験を提供します。スチルカメラを一切用いず、自作のドローンによる映像のみで構成されるため、観客は新たな視覚体験とともに、自らの感じたことを素直に表現できるでしょう。
日本各地の自然や文化に興味がある方々にとって、この上映会は新しい発見がある貴重な機会です。ぜひ、参加してみてはいかがでしょうか。離島の魅力を再認識し、自身の視野を広げる素晴らしい時間となることでしょう。