京都・京田辺市に新たな物流拠点「ロジスクエア京田辺B」着工へ
株式会社シーアールイーは、京都府京田辺市に大型のマルチテナント型物流施設「ロジスクエア京田辺B」の着工を発表しました。このプロジェクトは、隣接地にある「ロジスクエア京田辺A」と合わせて、計24万㎡を超える規模で関西エリア最大の物流棟となる予定です。
物流拠点としての優位性
京田辺エリアは、大阪北摂地区や京都中心部への優れたアクセスを誇る地域。今後完成予定の新名神高速道路の全線開通により、更なる輸送効率の向上が期待されます。主要な高速道路や広域道路と繋がる良好な交通網を活かし、物流業界から注目される位置にあります。当施設の近くには多くの工場や倉庫が立地しており、物流のハブとしての役割が十分に担える基盤が整っています。
「ロジスクエア京田辺B」の設計
「ロジスクエア京田辺B」は地上4階建てで、延べ面積は約90,500㎡を予定しています。テナントは最小約1,300坪から利用可能で、最大12社が入居することができる設計です。トラックバースは中央車路両側に配備され、162台の大型車の同時接車が可能。
また、倉庫部分は金属断熱サンドイッチパネルとし、床荷重は1.5t/㎡で、フォークリフトが走行可能な設計です。さらに労働環境を改善するために、休憩室や amenitiesが充実しており、働くスタッフのニーズにも配慮しています。
環境に優しい設計
環境対策にもこだわり、全館LED照明や節水型衛生器具を採用。また、太陽光発電システムの導入も計画されており、再生可能エネルギーの活用による持続可能な運営が期待されています。
労働力確保とアクセスの工夫
「ロジスクエア京田辺B」では従業員用の乗用車駐車場を約270台分設け、JR松井山手駅からの送迎バスの運行も計画しています。こうした取り組みを通じて、地域の雇用創出や労働力の確保にも中心的な役割を果たすことが期待されます。
CREグループの取り組み
CREグループは、物流不動産のリーディングカンパニーとしての地位を確立しており、今後も物流インフラプラットフォームの構築を目指して事業を拡大していく方針です。特に自動化や省人化に向けた取り組みが進められ、今後の物流業界における競争力の維持と強化を図っています。
「ロジスクエア京田辺B」は2026年8月の竣工を予定しており、関西エリアにおける物流の未来を切り開く重要なプロジェクトとなるでしょう。今後の進展が期待されます。