デンソークリエイトの新設計ツールが登場
株式会社デンソークリエイトは、システム・ソフトウェア設計ツールの新バージョン「Next Design V5.1」と、AIエージェントを活用できる「Next Design AIツールキット」の提供を2026年9月30日から開始することを発表しました。この新しいツールは、特に大規模なプロジェクトでの設計作業の効率を大幅に向上させることを目的としています。
Next Design V5.1の特徴
「Next Design V5.1」では、特に大規模プロジェクトにおけるシステムの起動性能が改善されています。このバージョンでは、多数の開発者が参加するプロジェクトでも、設計情報やモデルが増えても待機時間が短縮され、迅速に設計作業に取り掛かることが可能です。これにより、プロジェクトのスケールが拡大しても、日常的な設計作業を円滑に行うことができます。
さらに、Next Designは、設計情報の重要な構造と関連を示す「メタモデル」を採用しており、ユーザーが求める設計プロセスや業務ドメインに合わせた最適なツールとして機能します。これにより、チーム間での設計情報の共有が効率的に行われ、情報の分散や手作業から生じる課題を解決する手助けとなります。
AIツールキットの利点
新設された「Next Design AIツールキット」は、AIエージェントからNext Design上の設計情報を容易に活用できる環境を提供します。このツールキットには「Next Design MCP」が含まれ、AIエージェントがNext Designの設計情報を参照することを可能にします。これにより、ユーザーは AIエージェントと対話しながら、設計モデルの作成や編集、設計情報の検証を行うことができます。具体的には、登録された要求のもとでモデルのドラフティングや、不整合の確認などもAIを用いて行えます。
加えて、Next Design AIツールキットは「Next Design専用Skills」を提供し、AIが設計作業をどのように進めるかを理解し、ユーザーをサポートします。これによって、従来の設計資産をNext Designに移行する作業や、APIを利用した様々な設計やコード生成も支援されます。こうした支援を通じて、設計者は本来の設計判断に集中することができる環境が整います。
人とAIの共通基盤
Next Designでは、要求、システム設計、ソフトウェア設計、テストなどの情報を一元管理し、AIと人間が同じ情報を共有できる基盤を構築しています。AIエージェントがNext Designの構造化された設計情報を使用することで、共同作業がさらに促進されます。これにより、設計者はAIが行った提案の結果を確認しつつ、設計意図や要求に基づいた判断を行うことが可能になります。
価格と動作環境
Next Designは年間利用料として、ユーザーライセンスが69,600円(税込76,560円)から、フローティングライセンスが278,400円(税込306,240円)から提供されます。また、動作環境はWindows 11に対応しています。詳細情報については、
Next Design製品サイトをご覧ください。
会社概要
株式会社デンソークリエイトは、デンソーの100%出資のもと、ソフトウェア開発に特化した企業です。現場のニーズに応えるために、20年以上にわたり改善活動に取り組んできた実績があります。これらの経験を基に、効率的な設計作業を実現するためのツールを開発してきました。今後も、AIを活用した新しいソフトウェア開発の可能性を探求し続けています。
最後に
デンソークリエイトの次世代設計ツールは、設計者にとっての新しいパートナーとして、日々の業務を支援するとともに、業界の発展に寄与することが期待されています。