佐賀県の中高生向け読書活動「SAGA本恋プロジェクト」始動
佐賀県と日本出版販売株式会社(日販)が共同で、中高生に本の楽しさを伝える「SAGA本恋プロジェクト」を始動しました。このプロジェクトは、令和7年度から佐賀県の事業として運営され、特に中高生に向けた読書文化の醸成を目指しています。
このプロジェクトの中心となるイベントは、2025年11月9日(日)に開催される「SAGA本恋フェス -キミと本が恋に落ちる日-」です。このフェスティバルでは、ビブリオバトルを通じて参加者が本を紹介し、読書の楽しさを広める場を提供します。
ビブリオバトルとは?
ビブリオバトルは、参加者がそれぞれのおすすめの本を持ち寄り、その魅力を紹介するコミュニケーションのゲーム形式です。参加者全員の投票によって、「一番読みたくなった本」が選ばれます。この楽しい活動を通じて、若者たちが本に親しむ機会を促進します。
プロジェクトの初期段階として、8月から10月にかけて中高生対象のビブリオバトル講習会が開催され、参加者は基本ルールやプレゼンテーションのテクニックを学ぶことができます。地域の教育関係者や学校、図書館と連携しながら、予選会も実施され、各地から選ばれた代表が11月の決勝に挑みます。
「SAGA本恋フェス」の魅力
「SAGA本恋フェス」では、ビブリオバトルの決勝大会のほか、作家やクリエイターによるトークライブ、さまざまな書店が集結するブックマルシェなど、多彩なプログラムが用意されています。来場者は本の魅力を再発見し、楽しむことができる一日限りのフェスティバルです。
開催日時: 2025年11月9日(日)
開催場所: アバンセ(佐賀市天神3丁目2-11)
どんどんどんの森ふれあい広場
このイベントは、本に対する愛情を育むことを目的としており、地域全体で読書の文化を推進する重要な一歩です。また、決勝大会の優勝者には、「全国中学ビブリオバトル」「全国高校ビブリオバトル」への出場権が与えられます。これにより、受賞者はさらなる成長の機会を得ることができます。
プロジェクトの背景と目的
佐賀県では、子どもの発達段階に応じた読書推進活動が行われています。プロジェクトでは、地域・学校・家庭が連携して子どもたちの読書への関心を高め、読書習慣の形成を目指しています。ビブリオバトルのような魅力的なイベントが開催されることで、子どもたちが楽しみながら本に触れる機会を増やし、ひいては地域全体の読書文化の振興につながるのです。
また、日販は今後も地域に根ざした活動を続け、地域の人々と本のタッチポイントを増やすことに務めていくとしています。
最新情報の確認
プロジェクトに関する最新情報やイベント詳細は、特設サイトや公式SNSで随時発表される予定です。興味のある方はぜひチェックしてみてください。
SAGA本恋プロジェクト 特設HP
Instagram
TikTok
本プロジェクトは、地元の読書推進だけでなく、未来の読者や作家を育てる重要な役割を果たすことが期待されています。