浦安D-Rocksと株式会社ユーフォリアが新たな研究開発契約を締結
浦安D-Rocksが株式会社ユーフォリアとハイパフォーマンス分野における共同研究開発契約を締結したことを発表しました。この契約の狙いは、ONE TAP SPORTSを利用し、データに基づいた意思決定を支援する新たなシステムを開発することです。これにより、チーム全体のパフォーマンス向上を図ろうとしています。
これまでの取り組みと課題
これまで浦安D-Rocksは、ユーフォリアの提供するONE TAP SPORTSを活用し、選手のコンディショニングデータ、GPSデータ、フィジカルデータ、トレーニングデータ、さらには傷害データなどを一元的に管理してきました。データの「見える化」を行うことで、指導者たちは選手に対して適切なコーチングやアドバイスを行ってきました。しかし、これらのデータは多岐にわたり、完全に連携されていないため、編集や分析に多くの手間がかかっていました。そのため、選手のパフォーマンスデータを把握するために多くの時間と労力が必要でした。また、トレーニング中の怪我やメディカルスタッフの負担増という課題も浮き彫りになっています。
共同研究の概要
今回の共同研究を通じて、浦安D-Rocksとユーフォリアは、選手とチームのパフォーマンスを向上させるために、次の二つのポイントに注力します。これにより、データを活用した最適なトレーニング計画の提供と team strategyの意思決定をサポートします。
1.
リアルタイムデータ統合・可視化・意思決定システムの開発
2.
パフォーマンス向上・ケガ予防のアルゴリズムの開発
将来的な展望
この共同研究開発によって、データを基にした選手のパフォーマンス向上や怪我の予防を実現するシステムを開発し、チーム強化を図ります。さらに、多様なデータを統合することで、スポーツ界だけでなく、ヘルスケア業界や地域社会の健康促進にも寄与することを目指しています。
浦安D-Rocks 内山浩文 ゼネラルディレクターのコメント
内山浩文氏は「今回、ユーフォリアと共同研究契約を結べたことを嬉しく思います。スポーツチームにおいては、多様なデータが蓄積されていますが、これを一元化し分析することで、パフォーマンス向上に繋がると考えています。この取り組みがラグビー界にとっての新たな可能性となることを期待しています」と述べています。
株式会社ユーフォリア 宮田 誠 代表取締役のコメント
宮田誠氏は「この度、浦安D-Rocks様とデータドリブンな意思決定支援の目的で共同研究契約を結べたことを嬉しく思います。我々の専門知識と技術を結集することで、パフォーマンス向上のための具体的なソリューションを実現していきたい」と期待を寄せています。
このように、両者の協力により、スポーツ界に新たな革新が生まれることが期待されています。