日伊国交160周年を迎える、イタリア外交官の思い出の日本旅行

日伊国交160周年を迎える旅の回想



2026年、日伊国交樹立160周年を祝うこの年に、イタリアの外交官マリオ・ヴァッターニ氏による新著『日出ずる国へ──イタリア外交官の日伊交流再発見の旅』が刊行されます。本書は、彼の日本での足跡を辿りつつ、両国間の長い歴史的かかわりを詳しく描いた回想記です。

イタリアの視点から見る日本



マリオ・ヴァッターニ氏は、イタリア外務省にて長年勤めており、日本と深い関わりを持つ外交官です。彼は、東京や京都、大阪に駐在し、日本文化に多くの関心を抱いてきました。そのため、本書には彼自身の日本に対する愛情と、国際交流における重要性が感じられます。

旅の回想



本書では、特に印象的なエピソードがいくつか紹介されます。例えば、16世紀に法王に謁見した天正遣欧少年使節団の伊東マンショの物語や、幕末における会津白虎隊の悲劇、その後にイタリア人によって建立された顕彰碑にまつわる謎など。これらは、日本とイタリアの歴史的な結びつきを象徴するエピソードで、読者に多くの驚きと感動をもたらすことでしょう。

また、本書では第一次世界大戦中のイタリアにおける、ダンヌンチオとの友情を描いた部分や、イタリア人飛行士フェラリンの日本訪問に関する逸話も取り上げられています。特に、ダンヌンチオが発案した飛行の旅は、その後の航空業界にも多大な影響を与えました。

大阪・関西万博での展示



2025年に開催予定の大阪・関西万博では、イタリア館で彼の訪問記に登場する人物たちの肖像画や、またフェラリンの運んだ飛行機の模型が展示され、訪れる人々に両国の文化と歴史を感じてもらえる機会となります。この万博を通じて、日伊間のさらなる交流に寄与することが期待されます。

読書層の広がり



本書は、日本文化や近代史に興味を持つ方はもちろん、イタリア文化や国際交流に関心がある人々にも多く読まれることでしょう。また、万博来場者や国際文化に興味がある一般層にとっても、非常に魅力的な内容となっています。

書誌情報



  • - 書名: 日出ずる国へ──イタリア外交官の日伊交流再発見の旅
  • - 著者: マリオ・ヴァッターニ(著)、草皆伸子(訳)
  • - 判型: 四六判上製、224ページ
  • - 定価: 1,980円(本体1,800円+税)
  • - 発刊日: 2026年2月14日
  • - 発行元: 株式会社三修社

本書は、日伊の文化交流が深まる中で、これまで知られていなかったエピソードや出来事を知る貴重な機会を提供してくれます。どのようにして両国が歴史的に結びついてきたのか、そしてこれからどのように交流を続けていくのかを考えさせられる一冊です。

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