株式会社AICC、神戸と大阪にiPS細胞技術拠点を新設
再生医療や創薬の未来を開く鍵として注目されるiPS細胞。その可能性をさらに広げるべく、株式会社AICCが神戸と大阪に新たな施設を開設しました。これにより、一般の方々にとっても身近で利用しやすい形でのiPS細胞技術の提供を目指します。
開設の背景
iPS細胞技術は、現代医療において革新的な可能性を秘めている一方で、その専門性や技術的なハードルの高さから、多くの人々にとっては手の届きづらい存在となっています。しかし、株式会社AICCはこの課題を克服し、より多くの人々がこの技術にアクセスできるよう努めています。
同社は、iPS上清液を利用したスキンケア製品の製造・販売を行い、ファッションや健康に敏感な人々に向けた製品を市場に提供してきました。これにより、iPS細胞技術を日常生活に取り入れる機会を提供し、健康維持や美容、さらには予防医療の新たな手段としての利用を促進しています。
新たな拠点の詳細
神戸と大阪の両拠点では、iPS細胞に関する研究開発を進めるとともに、OEM製造事業も展開します。これにより、他の企業によるiPS上清液の利用が進むことが見込まれ、業界参入の障壁を下げ、技術の普及を促進します。
兵庫県神戸市中央区港島南町1-6-4 IMPビル4F
この場所は、神戸医療産業都市インターナショナルメディカルプラザ(IMP)内に位置し、iPS細胞に関連した研究が行える最先端の環境です。
大阪府大阪市北区中之島4-32-17
未来医療国際拠点Nakanoshima Qross(中之島クロス)内に設立され、iPS細胞技術に関する試験や解析が行われます。
会社概要
株式会社AICC(AICCグループ)は、東京都渋谷区に本社を構えており、iPS上清液の製造や化粧品企画など多岐にわたる事業を展開しています。代表の紀伊晃治郎氏が指導する下、利用者のニーズに応える新たな製品の開発を進めています。
最新技術を一般市民に届けるため、AICCの取り組みが今後どのように発展していくのか、引き続き注目が集まります。