doubletの2025年秋冬コレクションにSynfluxとのコラボアイテム登場

doublet2025年秋冬コレクション& Synfluxのコラボアイテム

ファッション界に革新をもたらすブランド、doubletが2025年秋冬コレクションの一環として、Synflux株式会社と手を組み、ユニークなデザインのコラボレーションアイテムを発表しました。これは両社にとって3回目となるコラボレーションであり、新作は特に注目を集めています。

コレクションのハイライト

2025年1月26日、フランス・パリで行われたコレクション発表では、「Algorithmic Couture」と呼ばれるデザインシステムを利用して制作されたシャツとデニムのセットアップが披露されました。このシステムは、アルゴリズムによるパターンデータをもとに、アシンメトリーなデザインをきわ立たせています。コレクションタイトルの「VILLAN」は、ユニークかつ意外性のあるアイテムを通じて表現されています。

さらに、前シーズンに引き続き、廃棄されるテキスタイルを最小化することを目指したTシャツとフーディーも販売されています。これにより、両ブランドはファッション産業の持続可能性に真剣に取り組んでいます。

企業情報：doubletとSynflux

doubletは、2012年に設立されたファッションブランドで、デザイナー井野将之が率いるこのブランドは、ベーシックなアイテムに新たな視点を加え、独自のデザインを展開しています。一方、Synfluxは2019年に創業し、「FASHION FOR THE PLANET」をミッションに掲げており、環境への配慮を意識したファッションの新たなスタイルを提案しています。

デザイナー井野は、東京モード学園出身で、企業デザイナーとしての経験を経て、doubletを立ち上げました。彼は2013年に東京新人デザイナーファッション大賞で最優秀賞を受賞し、2018年にはアジア人初の「LVMH prize」を受賞するなど、その独創性と革新性が評価されています。

Algorithmic Coutureとは

Synflux の「Algorithmic Couture」は、ファッション業界の廃棄物の問題に大胆に挑む次世代デザインシステムです。このシステムでは、アルゴリズムと3D技術を駆使し、衣服の製造過程における廃棄率を大幅に低減します。従来の制作過程による素材の廃棄を、従来の15〜30%から大幅に削減することが可能になりました。

この新たなアプローチによって、ファッション業界は効率化や環境への配慮、快適性を両立しながら、持続可能な未来へ向けて進んでいます。