ポート株式会社が新たなセールスAIエージェントを導入
ポート株式会社は、成約支援業務における生産性向上を目指し、革新的なセールスAIエージェントの運用を開始しました。これによって、業務の各プロセスにおいてAIの力を活用し、効率化と成約率の向上を図る計画です。
新たな取り組みの背景
同社は「社会的負債を、次世代の可能性に」というパーパスを掲げ、WEBマーケティングとセールスの融合を通じて企業の経営課題を解決する成約支援事業を展開しています。収益は成約件数と成約単価によって決まりますが、成約件数の増加はWEBマーケティングによる集客と成約率の向上によって実現されます。したがって、成約率を上げることが重要なポイントです。
そのために、ポート株式会社はセールスAIエージェントを開発し、業務の各プロセスに組み込むことにしました。
第1弾リスク管理AIの導入
この取り組みの第1弾として、エネルギー領域でのインサイドセールスにおいてリスク管理AIを活用します。特に、引越しを契機とした新規電気・ガス契約のニーズを持つ見込みユーザーに対して、インサイドセールスが成約支援を行う際の内容確認(トークチェック)をリスク管理AIによって実施することで、ガバナンスの向上とともに成約率の最大化を目指しています。
これにより、エネルギー領域では年間約63万件の成約支援を行っており、見込みユーザーへのインサイドセールスによる説明内容を、リスク管理AIが30項目にわたってチェックします。これには法的なガイドラインに沿った説明が行われているかや、営業マニュアルの徹底が確認されます。
業務時間の削減と今後の施策
このリスク管理AIの運用により、ポート株式会社は年間で約6万時間の業務削減が見込まれています。また、成約支援実績のログデータに対するAIチェックを活用し、今後さらに生産性向上に向けた施策を講じていく計画です。
具体的には、WEB上での受注完結や事前スクリーニングによるニーズ確認、受注後の顧客情報の電力事業者への連携を行う方針で、AIエージェントを効率よく利用していく方針です。
会社概要
ポート株式会社は、東京都新宿区北新宿に本社を構え、2011年4月に設立された企業です。資本金は2,407百万円で、さまざまな運営サービスを展開しています。特に人材領域では「就活会議」や「キャリアパーク」といった人気サービスを提供し、エネルギー領域では「エネチョイス」などを運営しています。
お問い合わせ
本件に関しての報道関係のお問い合わせは、ポート株式会社広報担当の竹田まで。