市川朔久子初の絵本『ともちゃんとうし』が新登場
児童文学作家、市川朔久子のはじめての絵本となる『ともちゃんとうし』が、2025年1月21日に岩崎書店より発売されることが決定しました。この作品は、心温まるストーリーと愛らしいイラストが特徴で、子供たちだけでなく大人も楽しめる内容となっています。
あらすじ
物語は、ある朝、学校に行きたくないともちゃんが泣いているところから始まります。「いやだ、いやだ。いきたくないよう」というともちゃんの声におかあさんは自転車で出かけてしまいました。そんな中、ともちゃんが泣きながら角を曲がると、大きな牛がこみちの真ん中にしっかりと座り込んでいました。
牛は、「もっ」と言いながらともちゃんを見つめます。ともちゃんが牛の背に乗ると、ゆっくりと歩き始めます。そののっしりとしたリズムは、「ぎったこ、ぎったこ」と、まるで時間が経つのを忘れさせるような心地よさを感じさせます。
のんびりとした冒険
物語は、街中を通り抜けるともちゃんと牛ののんびりとした一日を描いています。彼らは、どこに行くのか、何をするのかがわからない、でも、なんとなく楽しい雰囲気が漂っています。たまにはこんな風にゆっくりした日を過ごしてみるのもいいのかもしれません。
この絵本の魅力はなんと言っても、ともちゃんとうしの可愛らしいやりとりです。人間と牛の不思議な出会いは、読者に笑顔をもたらし、心に余裕を与えることでしょう。あなたも、きっとこの物語を読んでいるうちに牛に乗って学校に行きたくなるはずです。
読むスピードも大切
市川朔久子さんは、本書について「うし」は本当にゆっくり歩くことを強調しており、読者にもそのスピード感を感じながら読んでほしいとメッセージを送っています。一歩進むごとに深呼吸をするような感覚で、ゆったりとした時間を楽しんでください。
書籍情報
- - 書名: 『ともちゃんとうし』
- - 著者: 市川朔久子(作)・おくやまゆか(絵)
- - 出版社: 株式会社岩崎書店
- - 価格: 1,540円(税込)
- - 判型: A4変型判・32ページ
- - 発売日: 2025年1月21日
著者プロフィール
市川朔久子
福岡県出身の市川朔久子は、多くの受賞歴を持つ実力派作家です。児童文学のデビュー作『よるの美容院』で講談社児童文学新人賞を受賞し、以降も多くの著作を発表しています。
おくやまゆか
マンガ家および童話作家としても活躍し、素敵なイラストで物語の世界観を豊かに表現しています。彼女の作品は、多岐にわたり、常に新しい視点を提供しています。
どこで買える?
『ともちゃんとうし』は全国の書店や各種ネット書店で購入可能です。あなたもこの心温まる物語を手に取って、楽しいひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。