映画「路上のルカ」ワールドプレミア上映レポート
2024年7月25日、東京都新宿のバルト9にて、岩井俊二監督が手掛けた映画「路上のルカ」のワールドプレミア上映が行われました。このイベントには主演のアイナ・ジ・エンドが登壇し、作品ゆかりのキャストと共に上映に先立ち、観客に向けて熱いメッセージを伝えました。
映画の魅力と新たな視点
本作「路上のルカ」は、岩井俊二監督が自身の作品「キリエのうた」を新たな視点から描き直したディレクターズカット版です。上映前の舞台挨拶では、アイナ・ジ・エンドがキャラクター・ルカを演じた経験について語り、その撮影現場の素晴らしさを振り返りました。彼女は、「本当に素敵な撮影現場で、心から“ルカ(キリエ)”になれました。私の宝物の作品です。これからも皆さんと一緒に愛していけたら嬉しいです」と感慨深く語りました。
一方、岩井監督は「路上のルカ」をベールから解き放つ時がきたことを喜び、「自分の考えたことが作品になり、ようやく皆様にお見せできる」と感無量の様子で語りました。また、「キリエ・憐れみの讃歌」のシーンや、カットされた重要な場面も新たに復活していることを明かし、観客に新鮮な体験を提供することを約束しました。
感動的なメッセージ
上映を前に、両者から観客へのメッセージが贈られ、会場は一層の盛り上がりを見せました。アイナ・ジ・エンドは改めて「この作品がこうして世に出たことを嬉しく思う」と語り、彼女が描き出す「キリエ」の歌の魅力にも触れ、観客に向けて期待感を煽りました。岩井監督も自作品への強い思い入れを示し、登壇者としての貴重な体験を共有しました。
放送情報とキャスト紹介
「路上のルカ」は全10話構成で、日本映画専門チャンネルにて7月28日(日)よる6時30分から独占TV初放送される予定です。出演者には、アイナ・ジ・エンドをはじめ、松村北斗、広瀬すず、黒木華など豪華な顔ぶれが並びます。物語は少女ルカが大人へと成長し、さまざまな運命に翻弄されながらも路上で歌うまでの過程を描いています。大阪、帯広、東京を舞台にした壮大な歌の抒情詩は、観る者に深い感動を与えることでしょう。
最後に
上映会は大盛況のうちに終了し、参加した多くの人々にとって「路上のルカ」は新たな映画体験として記憶に刻まれることでしょう。アイナ・ジ・エンドの情熱と岩井俊二監督のビジョンが融合したこの作品から、目が離せません。