アナログレコードで和ジャズを楽しむ新たなプロジェクト
アジア屈指のアナログレコード製造企業、東洋化成が新たに始めた再発プロジェクト「SPIN THIS NOW!」。2026年から、今なぜ聴くべきかが重要な和ジャズ作品がアナログレコードで復刻されるという。
和ジャズとは何か?
ここで言う和ジャズは、単に日本人アーティストのジャズを指すのではない。50年代から80年代の昭和時代において、アメリカと肩を並べる演奏を行った日本のミュージシャンたちの音源集である。彼らの演奏は、技術の高さのみならず、日本独自のテーマやメロディの美しさが評価され、国境を越えて愛されている。近年、このような和ジャズの人気は高まり、SNSや音楽ストリーミングサービスを通じて世界中のリスナーに広まっている。
プロジェクトの背景
「SPIN THIS NOW!」は、こうしたアナログレコードの復刻を通じて、その当時の日本のジャズ演奏の熱意を直接感じ取ってもらうことを目的としている。今の時代にこそ、当時世界一流の舞台で戦ってきたプレーヤーたちの音楽をダイレクトに楽しむ機会を提供したいという願いが込められている。
各アルバムの魅力
このプロジェクトは、2026年1月にリリースされる3つの作品から始まります。
1. 峰厚介 - DAGURI (LP)
- - 価格: ¥4,950 (税込)
- - 発売日: 2026年1月14日
- - 峰厚介が自らのレギュラーグループを率いて録音した、重厚感と躍動感溢れる作品。特に「Thirsty」や「Daguri」などの旋律は圧倒的な表現力で聴く者を魅了する。
2. 宮沢昭 - 山女魚 (LP)
- - 価格: ¥4,950 (税込)
- - 発売日: 2026年1月14日
- - 日本ジャズ史において重要なテナーサックス奏者、宮沢昭のファーストアルバム。彼に参加した一流のジャズマンたちとのセッションは必聴。
3. 森山威男 - 森 (2LP)
- - 価格: ¥6,380 (税込)
- - 発売日: 2026年1月14日
- - スロー・テンポの曲に焦点を当て、森に包まれるような美しいバラードを展開する作品。ジョージ・ガゾーンが参加したことで新たな風も吹き込まれた。
この3タイトルは、いずれも高い評価を受けてきた作品であり、リリースを通じて和ジャズの魅力を再発見することができる。
予約受付中
これらの作品は全国のレコード店にて予約受付中です。また、公式インスタグラムアカウントが開設され、新情報が随時更新される予定です。興味がある方はぜひフォローをお願いしたい。
公式インスタグラムはこちら
終わりに
「SPIN THIS NOW!」を通じて、過去の名演奏に触れ、新たな発見をする機会をどうぞお見逃しなく。アナログレコードという形式で聴く和ジャズの魅力をぜひ感じてほしい。コレクションとしても素晴らしい作品が揃っている。これからの展開が楽しみだ。